【女子W杯】なでしこ熊谷 涙堪え「あとちょっと届かなかった。日本の女子サッカーの未来のためにも…」

2023年08月11日 18:59

サッカー

【女子W杯】なでしこ熊谷 涙堪え「あとちょっと届かなかった。日本の女子サッカーの未来のためにも…」
<日本・スウェーデン>8強で涙…。試合に敗れ整列する熊谷(右端)ら、なでしこイレブン(AP) Photo By AP
 【女子W杯オーストラリア・ニュージーランド大会決勝トーナメント準々決勝   日本1―2スウェーデン ( 2023年8月11日    イーデン・パーク )】 なでしこが準々決勝で敗退。15年カナダ大会以来2大会ぶりとなる準決勝進出はならなかった。サッカーの女子ワールドカップ(W杯)オーストラリア・ニュージーランド大会は11日、準々決勝が行われ、2011年ドイツ大会以来の優勝を狙う日本代表「なでしこジャパン」はスウェーデン(FIFAランク3位)と対戦。決勝トーナメント1回戦で米国を倒した強豪スウェーデンに1―2で敗れ、快進撃を続けてきた大会5戦目の初黒星で無念の終戦となった。
 試合後のインタビューに応じた熊谷紗希(32)の目は真っ赤だった。少し上を向く形で涙がこぼれ落ちるのを耐えているようだった。そして「結果が全て。負けて終わっちゃったのは本当に悔しい。最後本当に、取り返すチャンスはいくらでもあったので。あとちょっと届かなかった…。自分たちの力のなさだと思います」としっかりとした口調で語った。

 そして「あれだけ自分たちが、少なからずチャンスはつくれて、警戒していたセットプレーから2失点する形にはなってしまったんですけど…もう少し後ろが踏ん張れれば、もうちょっと前にチャンスもできたのかな」と悔しさを押し殺して試合を振り返った。

 世代交代の中、世界一を知る唯一の存在としてチームをけん引し続けた。このチームが好きだった。世界になでしこジャパンの強さと魅力を見せつけることができた。「だからこそ、もう少し一緒に戦いたかった。少しでも前に進むことが、日本の女子サッカーの未来に絶対つながるって思ってたんで、少しでも前に進みたかった。とにかく悔しい」と天を見上げた。

 最後にチームを心技体で支え続けてきたキャプテンは「とにかく仲間に感謝したい。この結果をしっかり受け止めたい」と声を絞り出した。

 ◆今大会のなでしこジャパン成績
 ▽1次リーグC組
第1節 日本5―0ザンビア
第2節 日本2―0コスタリカ
第3節 日本4―0スペイン
 ▽決勝トーナメント
1回戦 日本3―1ノルウェー
準々決勝 日本1―2スウェーデン

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