名サイドバック都並敏史氏を“無職”の危機から救ってくれた元代表監督の男気「相談してないのに」

2023年10月08日 19:01

サッカー

名サイドバック都並敏史氏を“無職”の危機から救ってくれた元代表監督の男気「相談してないのに」
日本代表時代の都並敏史氏 Photo By スポニチ
 元日本代表DFの都並敏史氏(62)が、鈴木啓太氏のYouTubeチャンネルに出演。ヴェルディ川崎から戦力外通告を受け“無職”の危機にあったときに救ってくれた人物を明かした。
 小学生の頃から読売サッカークラブの下部組織で育ち、Jリーグ発足後はヴェルディ川崎(現東京ヴェルディ)の中心選手だったが、1995年オフに戦力外通告を受けた。

 コーチ就任を打診されたが、「自分でチーム探します」と大見得を切って出ていった。

 代理人もいない。途方に暮れていたが、日本代表の先輩だった小見幸隆氏がベルマーレ平塚(現湘南ベルマーレ)に話をつけてくれた。

 「名良橋(晃)が鹿島に行くからサイドバックの枠に決まった」と言われ、安心して年末に飲んでいたら小見氏から「名良橋が残るからなくなった」と伝えられた。

 年越しても仕事がなく途方に暮れていた。

 「最後に助けてくれたのが岡田武史さん」

 岡田氏から「お前、チームねえんだろ。清水に言っておくからアビスパ行け。金のことは言うなよ」と伝えられた。

 都並氏が19歳で日本代表になったとき、部屋の先輩が岡田氏だった。

 岡田氏には相談してなかったが、どこからか話を聞いてアビスパ福岡の清水秀彦監督(当時)に話をつけてくれたという。

 都並氏は「実は岡田さん、僕だけじゃなく裏でやってくれている。言わないですけど」と、元日本代表監督の持つ男気を明かした。
 

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