川崎F・鬼木監督「プレーに力強さ感じた」 苦しんだシーズン…2季ぶりタイトルへ「何が何でも獲りたい」

2023年10月08日 21:24

サッカー

川崎F・鬼木監督「プレーに力強さ感じた」 苦しんだシーズン…2季ぶりタイトルへ「何が何でも獲りたい」
後半、チーム3点目のゴールを決め、駆け出す川崎F・マルシーニョ Photo By 共同
 【天皇杯準決勝   川崎F4―2福岡 ( 2023年10月8日    等々力 )】 天皇杯準決勝2試合が行われ、川崎Fはホームで福岡に4―2で勝利し、初優勝した20年度大会以来、3季ぶり3度目の決勝進出を果たした。
 前半5分にMF脇坂の左CKからDF山村が頭で決めて先制。同40分にFWレアンドロ・ダミアンがPKを外し、その2分後に同点弾を許したが、後半に入りMF橘田、FWマルシーニョ、レアンドロ・ダミアンのゴールで3得点を加えた。

 試合終了間際に2失点目を喫したが、J1相手には今季最多となる4得点。鬼木監督は「PKの失敗もあった前半の最後は、メンタル的な落ち込みはあったと思いますが、後半にしっかり切り替えてくれて、選手たちは自分たちから崩れないことをやってくれた」と、満足げに振り返った。

 この日はコンディション不良で9月30日の新潟戦、1―0で勝利したACL蔚山戦を欠場した家長が復帰。シーズン前半戦はケガで苦しんだ主将の橘田、マルシーニョ、レアンドロ・ダミアンもゴールを決めた。これには指揮官も「得点はチーム全体のものだけど、やっぱり最後に決める作業は、いろんな思いがあってゴール前に入っているんだろうなと思います。得点だけじゃなく、プレーに力強さを感じた。本当に苦しんだ選手たちが思いをぶつけてくれ、率直にうれしいです」と笑顔。2年ぶりのタイトル獲得へ「やはり何が何でもタイトルを獲りたいという気持ちは変わらない。ファイナルにいけてホッとした気持ちとうれしい気持ち。ただまだ何も成し遂げてない」と話し、12月9日に国立競技場で行われる柏との決勝戦を見据えた。

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