森保J「難しい」W杯アジア2次予選開幕戦5発快勝発進 上田がA代表初ハット!久保&遠藤ら“温存”

2023年11月16日 20:54

サッカー

森保J「難しい」W杯アジア2次予選開幕戦5発快勝発進 上田がA代表初ハット!久保&遠藤ら“温存”
<日本・ミャンマー>後半、上田が4点目を決め喜ぶ日本代表イレブン (撮影・後藤 大輝) Photo By スポニチ
 【26年W杯北中米大会アジア2次予選B組   日本5―0ミャンマー ( 2023年11月16日    パナスタ )】 サッカー日本代表(世界ランク18位)は16日、26年W杯北中米大会アジア2次予選初戦でミャンマー代表(同158位)に5―0と快勝。先発出場したFW上田綺世(25=フェイエノールト)が後半5分までにA代表初となるハットトリックを達成するなど大活躍。8大会連続のW杯出場へ向け好発進を決めた。
 試合終了を告げるホイッスルが鳴っても、森保監督の表情は変わらなかった。「今日スタジアムに駆けつけてくださったサポーターのみなさん、テレビの前で応援してくださった皆さん、応援ありがとうございました」とまずは感謝を口にした指揮官は、「初戦はどの大会でも難しいところを選手たちがいい準備をしてくれて、自分たちがチャレンジしていこうという姿勢を見せてくれた。その姿勢は良かったし、見てくださった皆さんにそのチャレンジが伝わればいい」と完勝を振り返った。

 ついにW杯アジア2次予選が16日からスタート。森保監督は最前線にFW上田をスタメン起用。久保、遠藤、伊東といった主力がベンチスタートとなる一方で南野、鎌田、堂安らが先発起用された。

 試合は前半11分にFW上田が先制ゴール。MF南野の優しい浮き球スルーパスに反応し、後方からのボールにうまく頭で合わせ、ゴールネットを揺らした。同28分にはMF鎌田がペナルティーエリア手前中央から左足を一閃。豪快なシュートをゴール右隅に突き刺し、チーム2点目。さらに前半アディショナルタイムにもFW上田が、この日2点目となる追加点。MF堂安からのスルーパスに鋭く反応し、相手DFラインの裏を取ると、飛び出してきた相手GKを確認しながら右足ダイレクトシュートでゴールへと流し込んだ。

 FW上田は後半5分にも追加点。再びMF南野からの“お洒落な”スルーパスを右足ダイレクトで押し込み、A代表初のハットトリックを達成。4―0とリードした後半22分には“お役御免”とばかりに途中交代となると、本拠スタンドからの大声援を浴びながら森保監督とガッチリ握手。A代表通算2得点から一気に5得点と伸ばし、ストライカーとしての存在感を見せつけた。

 日本は後半も攻め続け相手に反撃のチャンスを与えず。8大会連続のW杯出場へ向け、本拠で盤石の白星発進。久保、遠藤、伊東らは最後まで出場せず。後半22分に途中交代となった南野が2アシスト、フル出場した堂安が1得点1アシストと結果を残した。

 ▼26年W杯アジア予選 W杯北中米大会のアジア枠は「8.5」枠。アジア2次予選は36カ国が4チームずつ9つの組に分かれ、ホーム&アウェー方式で対戦。上位2カ国がアジア3次予選へと進出する。日本はミャンマー(同158位)、シリア(同92位)、北朝鮮(同115位)と同じB組に入った。3次予選では勝ち上がった18カ国が6チームずつ3組に分かれ、24年9月から25年6月にかけてホーム&アウェー方式で行われる予定。そして各組上位2カ国計6チームがW杯出場権を獲得する。さらに3次予選各組3位と4位となった計6カ国は4次予選へと進む。4次予選では3カ国ずつ2組に分かれ、各組1位の計2チームがW杯出場権を獲得する。残り「0.5」枠は4次予選で各組2位の2チームが5次予選に進出。ここでの勝者が大陸間プレーオフへと進み、“最後の1枠”をかけ戦うことになる。

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