横浜 キューウェル新監督就任正式発表 キューウェル氏「今からワクワク。我々は一丸となり闘います」

2023年12月31日 18:08

サッカー

横浜 キューウェル新監督就任正式発表 キューウェル氏「今からワクワク。我々は一丸となり闘います」
ハリー・キューウェル氏 Photo By ゲッティ イメージズ
 横浜F・マリノスは31日、新監督としてハリー・キューウェル氏(45)が就任すると正式発表した。今季限りで退任したケビン・マスカット監督(50)の後任となる。
 クラブは選任理由として「キューウェル氏は、2014年の現役引退後、2015年にワトフォードFC U―21チームのヘッドコーチに就任。2017年にクローリー・タウンFCで監督としての指導歴をスタートさせ、所属していたセルティックFCではコーチを務め、日本人を指導し、そのプレースタイルや特徴だけではなく強みも理解しております。その中で、個別トレーニングや短期・中長期それぞれのトレーニングプランを選手たちに提示し、実践してきました。横浜F・マリノスでは、そうした指導力を評価し、アンジェ・ポステコグルー氏、ケヴィン・マスカット氏が築いたアタッキングフットボールというアイデンティティを継続するだけではなく、サスティナブルに成長させてもらえる指導者であると考えております。横浜F・マリノスのアタッキングフットボールが継続、さらなる深化をしていくため、キューウェル氏と共に闘ってまいります」と説明した。

 キューウェル氏はクラブを通じ「横浜F・マリノスというクラブに加入できることをとても誇りに思いますし、今からワクワクしています。チームをさらに進化させるため、信頼してくださったクラブに感謝申し上げます。我々には多くのやるべきことがあり、ピッチ上で選手たちと共に取り組むことが待ち遠しいです。このクラブに成功をもたらすため、我々は一丸となり闘います。ハードワークは、この瞬間から始まります。熱いご声援をよろしくお願いします」とコメント。中山昭宏社長は「このたびの監督選定にあたり最も重視したことは、横浜F・マリノスの魅力あるアタッキングフットボールを継続しながら、さらに深化させられることができる指揮官を招へいすることでした。ハリー・キューウェル氏は、その条件を満たし、皆様に夢と感動と笑顔をお届けするチームを構築できると判断し、契約締結にいたりました。キューウェル氏は現役時代、攻撃的なポジションでイングランド・トルコ・オーストラリア等のトップクラブで活躍されました。キャプテンとして幾多の試合をけん引し、数多くのタイトルを獲得し、さらにオーストラリア代表としては、ワールドカップドイツ大会、南アフリカ大会にてプレーし、準優勝した2011年のアジアカップでは快進撃の立役者となりました。現役引退後は、クローリー・タウンFCで監督として指導歴をスタートし、2022年にはセルティックFCで当時監督を務めていたアンジェ・ポステコグルー氏をコーチングスタッフとして支えました。キューウェル氏は、彼がめざすサッカースタイルとの親和性により、横浜F・マリノスをより高いステージに導く最良の人選であると確信しています。ファン・サポーターの皆様、パートナー・スポンサーの皆様、そしてホームタウンの横浜市・横須賀市・大和市の皆様には、引き続き応援いただけますよう宜しくお願い申し上げます」とコメントした。

 現役時代に「オズの魔法使い」の異名を取ったキューウェル氏はプレミアリーグのリーズ、リバプールなどで活躍し、オーストラリア代表では長年10番を背負った名選手。日本戦は3―1と逆転勝ちした06年W杯ドイツ大会1次リーグ、延長の末に敗れた11年アジア杯決勝など通算3試合に出場した。

 14年の引退後はイングランド下部リーグの監督として経験を積み、22年にセルティックのポステコグルー監督(現トットナム)からオファーを受けてコーチに就任した。昨季は18~21年に横浜を指導した同郷の指揮官の下で攻撃的サッカーを学び、日本代表の古橋、前田らを指導してきた。

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