阪神大震災から29年…神戸DF山川哲史「体験したことないからこそ想定以上の対策をしないといけない」

2024年01月17日 16:39

サッカー

阪神大震災から29年…神戸DF山川哲史「体験したことないからこそ想定以上の対策をしないといけない」
兵庫県出身で神戸アカデミー育ちのDF山川哲史  Photo By スポニチ
 神戸は17日、神戸市西区のいぶきの森球技場でメディア公開練習を行った。1995年のこの日に発生した阪神大震災の犠牲者を偲び、練習前に黙祷。地元・兵庫県出身のDF山川哲史と、04年の新潟県中越地震発生時に同県に在住していたDF酒井高徳は神妙な面持ちで取材に応じた。
 元旦には石川県の能登半島地震。テレビを見ていた山川は「結構強い言葉で“逃げてください”とアナウンスされていた。これまでの災害から教訓を得ていた」という。新潟の自宅にした酒井は「家族と一緒に高台に逃げました」と明かした。

 山川は「僕は実際に大きな地震を体験したわけではないけど、体験したことないからこそ想定以上の対策をしないといけない」と防災グッズを常備していると言い、酒井は「あらためて身の引き締まる思い。サッカーや当たり前にある日常が“実はそうではない”というのを心に刻む大切な日」と力を込めた。

 チームは95年1月17日に立ち上げられる予定だったが震災発生のため、岡山県倉敷市で練習をスタート。その後は練習場が日々変わる中“復興のシンボル”として戦った。97年にJリーグ昇格。そして昨年は遂にクラブ初のJ1リーグ優勝を成し遂げた。

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