鈴木彩艶 ジェノア浮上 マンUも再びラブコール 日本代表GK巡り欧州で争奪戦

2024年06月10日 03:00

サッカー

鈴木彩艶 ジェノア浮上 マンUも再びラブコール 日本代表GK巡り欧州で争奪戦
鈴木彩艶
 米国遠征中のU―23日本代表GK鈴木彩艶(21=シントトロイデン)について、マンチェスターU(イングランド)やジェノア(イタリア)など欧州複数クラブが争奪戦を展開していることが9日、分かった。関係者によると、昨夏も正式オファーを提示したマンチェスターUの獲得意思が判明。ジェノアはインテル・ミラノ入りが取り沙汰されているGKジョゼップ・マルティネスが移籍すれば参戦する見通しで、ドイツ複数クラブも興味を示している。
 鈴木彩は浦和に在籍した昨夏も国内外3クラブからオファーが届き、シントトロイデンに期限付き移籍した。2月には移籍金400万ユーロ(約6億7600万円)で24~25年シーズンからの完全移籍が決定。今夏の移籍金は600万~800万ユーロ(約10億1400万~13億5200万円)ともいわれている。アジア杯では全5試合に出場して8失点と経験不足も指摘されたが、クラブでは欧州1年目にして正守護神の座を射止めてリーグ32試合に出場した。まだ21歳と若く、伸びしろは十分。何よりもEU圏外選手の獲得に制限がある“GK大国”イタリアからの熱視線が、評価の高さを物語っている。

 26年W杯出場へ向けて明確な筋道を描く鈴木彩は、1番手でプレーできるクラブを希望。シントトロイデン側からは慰留されている。移籍した場合、パリ五輪出場には日本協会と移籍先クラブとの交渉が必要となるため、出場を熱望する鈴木彩も決断を引き延ばすつもりはないという。移籍か、残留か。底知れぬポテンシャルを秘める守護神の動向に注目が集まる。

 ◇鈴木 彩艶(すずき・ざいおん)2002年(平14)8月21日生まれ、さいたま市出身の21歳。小学生時代から浦和の下部組織で育ち、19年2月にクラブ史上最年少16歳5カ月11日でプロ契約締結。21年3月のルヴァン杯湘南戦でプロデビューし、同年5月の仙台戦でJ1デビューした。飛び級で21年東京五輪代表に選出され、A代表は22年7月のE―1選手権香港戦でデビュー。国際Aマッチ通算10試合出場8失点。1メートル92、93キロ。利き足は右。

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