1日2回来院も…誤診で治療遅れ16歳男子高校生死亡 CT画像分析、脱水症状の評価が不適切
2024年06月18日 05:30
社会
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高校生は翌29日、かかりつけ医に緊急対応が必要とされたため同病院を訪れ、別の外科医がSMA症候群の疑いと診断、入院させた。容体が悪化して30日未明に心肺停止状態となり、6月15日に亡くなった。
報告書は、脱水症状やCT画像の評価が不十分だったことで治療が遅れたと指摘。研修医のサポートや、職員間の情報共有体制にも問題があったとした。
記者会見した佐藤公治院長は「未来ある患者さんを救うことができず、大変申し訳ない。心からおわびする」と述べ、再発防止に取り組むとした。遺族は病院を通じ「助けられる機会はあったのに見過ごされた。二度とこのようなことが起きないよう切に願う」とコメントした。