防衛省 不祥事続出で218人処分 海自トップ事実上の更迭 自衛官募集に影響の可能性も
2024年07月13日 05:30
社会
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防衛省によると、特定秘密の問題では、秘密を扱う公務員らの身辺を調査する「適性評価」を経ていない隊員が特定秘密を知りうる状態だった。海自を中心に26人を懲戒処分にした。
再発防止策では、特定秘密を扱う区画への立ち入りを電子錠で制限する他、立ち入りが想定される全職員約2千人に追加で適性評価を実施する。
海自の潜水手当の不正受給と自衛隊施設での不正飲食、「背広組」中心の内部部局(内局)でのパワハラでは、隊員教育の徹底を図るとした。
海自では、潜水艦修理契約を巡り、川重が捻出した裏金を原資に、乗員が金品などを受け取っていた疑惑がある。木原氏は今月5日「特別防衛監察」の実施を指示。川重も調査している。
2023年度の自衛官の採用率は計画に対し51%と過去最低。相次ぐ不祥事は自衛官の募集に影響する可能性もある。