準強制性交罪で元大阪地検検事正を起訴 酒に酔って抵抗できない状態の被害者に性的暴行
2024年07月13日 05:30
社会
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起訴状によると2018年9月12日深夜から13日未明までの間、大阪市の自身の官舎で、酒に酔って抵抗できない状態の被害者に性的暴行をしたとしている。高検によると、当時は検事正在職中で、被害者は部下の女性だった。
今年に入り、女性から検察幹部に被害相談があった。4月に処罰意思が明確となり、その後捜査を開始。関係者によると、北川被告は逮捕前の取り調べに「(女性と)同意があると思っていた」という趣旨の説明をした。
北川被告は石川県出身で、1985年に任官。大阪高検次席検事や最高検刑事部長などを経て、大阪地検検事正を務めた。退官後は弁護士登録し、大阪弁護士会に所属している。
大阪高検は6月25日に逮捕を発表した際「被害者のプライバシーの観点を考慮し、差し控える」として詳しい容疑内容を説明していなかった。
関係者によると、地検トップの検事正経験者が対象であり、大阪高検が逮捕などの捜査の主体になったとみられる。ただ、地裁への起訴は地検が担当するため、高検が地検の起訴を公表するという異例の形式を取った。