トランプ前大統領銃撃 警備態勢に問題は…対応遅れの可能性指摘「なぜステージから降ろさないのか」

2024年07月15日 05:30

社会

トランプ前大統領銃撃 警備態勢に問題は…対応遅れの可能性指摘「なぜステージから降ろさないのか」
銃声が鳴り響き、トランプ前米大統領に駆け寄る大統領警護隊員(ロイター)
 【トランプ前大統領、銃撃される 】 今回の銃撃事件発生を受け、米国では警備態勢に問題がなかったか疑問の声が上がっている。トランプ氏の集会は野外で行われることが多く、数千人が集まり時間も長い。警護は容易ではない。
 英BBCなどによると、トランプ氏の演説を会場外で聞いていたという男性は「建物の屋根にライフルを持った男がよじ登るのが見えた。すぐに警察官に知らせた」と証言。ただ、警察官は何が起きているか把握できていない様子だったという。男が登っていた建物は、警備が及ばない会場外にあり、対応の遅れがあった可能性がある。目撃者は「(男は)ライフルを持っていた。なぜトランプ氏をステージから降ろさないのかと思った」とも語った。

 大統領経験者であるトランプ氏の警護は、主にシークレットサービスが担当し、今回のように地方イベントの場合は地元警察などがサポートに回る。イベント会場では、事前に爆発物の有無や狙撃犯が潜みそうな場所のチェックなどをして警備態勢を確認。イベント参加者は金属探知機のあるゲートを通り、さらに警備員が持ち物検査を実施。必要な場合はボディーチェックも行われる。

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