35度以上、今年最多に 日本列島は連日猛烈な暑さ 熱中症に厳重警戒呼びかけ

2024年07月23日 05:30

社会

 日本列島は22日、太平洋高気圧に覆われて広い範囲で晴れ、連日の猛烈な暑さに見舞われた。全国914の観測点のうち、今年最多の260地点で最高気温35度以上の猛暑日となった。午後2時までに最高気温が30度以上の真夏日となったのは、猛暑日の場所を含めて761地点だった。23日も厳しい暑さが続く見通しで、熱中症に厳重な警戒が必要だ。
 気象庁によると、栃木県佐野市と甲府市で39・1度となった。多くの観測点で今年の最も高い気温を記録した。

 一方で、日本海から東北付近に延びる梅雨前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込んだ。大気の状態が非常に不安定になり、局地的な雷雨となった所もあった。

 太平洋高気圧の強まりは台風3号の進路にも影響を与えている。発生前には発達しながら九州に接近するシミュレーションもあったが、台風自体が周辺の高気圧を強める効果も加わって太平洋高気圧が九州から南西諸島周辺で張り出しが強くなり、3号をブロックするような形に。今後、先島諸島から大陸方向に進む可能性が高くなった。

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