斎藤元彦兵庫県知事 告発職員の処分急いだか 30日に斎藤氏を尋問へ
2024年08月30日 04:43
社会
斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書を巡る県議会調査特別委員会（百条委員会）の尋問で、斎藤氏が作成者の処分を急いだことをうかがわせる証言が飛び出し、波紋を広げている。
ある職員は「処分すれば批判の風向きが変わると言っていたと聞いた」とし、斎藤氏が「公益通報窓口の調査結果を待たず処分できないか」と周囲に話していたことも関係者への取材で判明。百条委は9月の尋問で経緯を検証し、30日にはパワハラ疑惑に関し斎藤氏を尋問する。
一連の問題は、県西播磨県民局長だった男性が3月中旬、疑惑を列挙した文書を報道機関や関係者に配ったのが発端となった。
斎藤氏は同21日、側近らと協議し調査を指示。25日に片山安孝副知事＝辞職＝らが男性を聴取しパソコンを押収した。男性は4月、県の公益通報窓口にも通報したが、県は公益通報者保護法の対象外と判断し、5月に停職処分とした。男性は7月に死亡した。
一連の問題は、県西播磨県民局長だった男性が3月中旬、疑惑を列挙した文書を報道機関や関係者に配ったのが発端となった。
斎藤氏は同21日、側近らと協議し調査を指示。25日に片山安孝副知事＝辞職＝らが男性を聴取しパソコンを押収した。男性は4月、県の公益通報窓口にも通報したが、県は公益通報者保護法の対象外と判断し、5月に停職処分とした。男性は7月に死亡した。
