橋下徹氏「権力者の資格なし」「適切なわけないやろ!」兵庫県知事の証人尋問での発言を批判

2024年08月30日 20:11

社会

橋下徹氏「権力者の資格なし」「適切なわけないやろ!」兵庫県知事の証人尋問での発言を批判
橋下徹氏 Photo By スポニチ
 大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(55)が30日、自身のX(旧ツイッター)を更新。兵庫県の斎藤元彦知事(46)が30日午後、職員らへのパワハラの疑いなどをを告発する文書をめぐり、同県議会の調査特別委員会(百条委員会)に初めて出席し、証人尋問を受けた際の発言などについて厳しく批判した。
 橋下氏は斎藤知事が疑惑を告発した県西播磨県民局長だった男性を懲戒処分にしたことについて「適切だと思っている」などと発言したとする記事を引用し、「適切なわけないやろ!告発を受けた知事、副知事、幹部が一斉にタッグを組んで告発者を調査し懲戒処分。こんな権力行使が適切だなんて狂ってる。やるなら第三者調査できちんと手続きを踏むべきやった。維新は斎藤さんを全力応援」などと批判。

 さらに、「ギリギリ許される答弁は「法律違反ではなかったが、権力の行使のやり方は不適切極まりなかった」だろ。この権力の行使を適切だと言い切る斎藤さんは、権力者の資格なし」と厳しく指摘した。

 続けて「しかしパワハラ・おねだりの事実解明を重視する維新は引き続き全力応援」とあきれる様子を見せた。

 斎藤知事をめぐっては、元県西播磨県民局長の男性がパワハラや出張先などでの贈答品おねだりなど、7項目にわたり告発。知事は当初「うそ八百」などと完全否定したが、県は告発を誹謗中傷と認定し、男性に懲戒処分を課した。その後、調査の中立性に疑問が生じ、県議会が百条委員会の設置を決定したが、男性は7月に死亡した。自殺とみられる。4月には、別の元課長の男性も死亡。こちらも自殺とみられるが、県は個人情報保護を理由に7月まで公表していなかった。

 調査特別委員会の証人尋問では数々のパワハラ疑惑の指摘に対し、「不快に思われたのであればお詫びしたい」と、紋切り型の謝罪で押し切ろうとした斎藤知事。質問者から強い口調で「知事、ここはパワハラを認めて反省するということではないんですか?」と問い詰められても、「パワハラかどうかは私が判定するというより、百条委員会とか第三者委員会が判定するものだと思う。私は自分が行った行為で不快に思われた人がいるならお詫びしたいと思います」とかわした。結局、最後までパワハラを認めることはなかった。

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