上野動物園、パンダを中国へ返還 「リーリー」「シンシン」有効期限前も…「友好的協議の結果」
2024年08月30日 16:52
社会
東京・台東区の上野動物園は30日、飼育しているジャイアントパンダ「リーリー」「シンシン」を9月29日に中国へ返還すると発表した。
2011年2月21日に来園し、13年愛されてきたリーリーとシンシン。この日「東京都と中国野生動物保護協会との協定において、有効期限の2026年2月20日まで飼育管理することとしていましたが、両者間の友好的協議の結果、2頭とも高齢期（おおむね20歳）に差しかかる前に中国に帰国させることが望ましいとの結論にいたり、このたび下記のとおり合意しました」と報告した。
「リーリーは2022年から嘔吐などの症状がときおり見られ、原因究明のために日中双方の専門家による検査や協議をおこないましたが、具体的な原因となる明らかな異常は確認されていません。また、リーリーもシンシンも2023年9月から高血圧の症状が確認され、降圧剤の投与を継続しています。2頭は採食・行動ともに良好な状態です」とし、「このたび、東京都と中国野生動物保護協会で専門家を交えて協議した結果、“現在は重篤な状況ではないが、健康状態にあるうちに早期に中国に帰国させ、生まれ育った環境で治療を受けさせることが望ましい”との結論にいたり、2頭をすみやかに中国に返還することとなりました」と状況を説明。
今後の観覧については「リーリーとシンシンの中国への輸送検疫のため、2024年8月31日（土）から『パンダのもり』エリアの公開場所や観覧方法を変更します」とし、「観覧最終日となる9月28日（土）の15:00から15:30までの30分間の観覧は、事前申込による抽選制（約200名）とします。抽選の申込はインターネットで2024年9月3日（火）から受け付けます。詳細は追ってお知らせします」と呼びかけた。
「リーリーは2022年から嘔吐などの症状がときおり見られ、原因究明のために日中双方の専門家による検査や協議をおこないましたが、具体的な原因となる明らかな異常は確認されていません。また、リーリーもシンシンも2023年9月から高血圧の症状が確認され、降圧剤の投与を継続しています。2頭は採食・行動ともに良好な状態です」とし、「このたび、東京都と中国野生動物保護協会で専門家を交えて協議した結果、“現在は重篤な状況ではないが、健康状態にあるうちに早期に中国に帰国させ、生まれ育った環境で治療を受けさせることが望ましい”との結論にいたり、2頭をすみやかに中国に返還することとなりました」と状況を説明。
今後の観覧については「リーリーとシンシンの中国への輸送検疫のため、2024年8月31日（土）から『パンダのもり』エリアの公開場所や観覧方法を変更します」とし、「観覧最終日となる9月28日（土）の15:00から15:30までの30分間の観覧は、事前申込による抽選制（約200名）とします。抽選の申込はインターネットで2024年9月3日（火）から受け付けます。詳細は追ってお知らせします」と呼びかけた。
