兵庫県百条委、斎藤氏の次回尋問見送り方針にネット「知事選後にしっかり」「公開し知事選の判断材料に」

2024年10月04日 11:18

社会

兵庫県百条委、斎藤氏の次回尋問見送り方針にネット「知事選後にしっかり」「公開し知事選の判断材料に」
出直し知事選に出馬する斎藤元彦前兵庫県知事 Photo By スポニチ
 兵庫県知事だった斎藤元彦氏の疑惑告発文書問題で、県議会調査特別委員会(百条委員会)が24、25日に行う証人尋問に向け、斎藤氏の出頭要請を見送る方向で調整していることが4日、分かった。斎藤氏が知事選(31日告示、11月17日投開票)に出馬を表明しており、選挙戦への影響を考慮する。
 斎藤前知事の次回尋問見送り方針の報道にインターネット上では、「知事選後にしっかりやって」「知事選だから仕方ない。でも、後でパレード疑惑は白黒つけてください」「斎藤前知事に関する最大の疑惑は資金還流疑惑」「公開して知事選の判断材料にしないとダメでしょう」「斎藤氏への尋問が選挙妨害にあたる可能性?予定されている尋問は投票判断するうえで重要な内容になるので、むしろ“冷静かつ客観的に”公開し県民の判断を仰いでほしいですね」「再選されてしまうと現在の様々な疑惑や告発者が自殺した件等は、県民の付託を受けたとして有耶無耶にされてしまうのでしょうね」など、さまざまな意見が出ている。

 24、25日に行う証人尋問は昨年11月のプロ野球阪神とオリックスの優勝パレード経費を巡る不正疑惑などを対象とし、片山安孝元副知事や原田剛治産業労働部長らに出頭を求める方針。片山氏らの証言内容も選挙に影響を及ぼす可能性があるため非公開で行い、知事選後に議事録を公開する。今月11日に開く百条委で決める。

 斎藤氏の尋問は知事選後に先送りする見通しで、年内にまとめる予定だった調査報告の時期に影響が出る可能性がある。

 斎藤氏は9月19日の県議会で不信任決議を受け、同月30日に自動失職した。

◇兵庫・斎藤知事告発文書の疑惑7項目
(1)人事=ひょうご震災記念21世紀研究機構の副理事長2人が突然解任
(2)知事選=2021年知事選で幹部職員らが斎藤元彦氏の選挙を手伝い
(3)知事選=次期知事選に向けた投票依頼のため、商工会などに出向いた
(4)贈答品受領=地元企業からコーヒーメーカーやロードバイクなどを受け取った
(5)パーティー券=副知事らが斎藤氏の政治資金パーティー券を商工会などに大量購入させた
(6)優勝パレード=阪神・オリックス優勝パレード費用を信用金庫などから不正に集めた
(7)パワハラ=机を叩いて激怒したり、職員を怒鳴り散らしたりした

おすすめテーマ

社会の2024年10月04日のニュース

特集

社会のランキング

【楽天】オススメアイテム