裏金議員「原則公認」報道に小沢一郎氏「もはや、つける薬も」玉木雄一郎氏「時間がないとは笑止千万」

2024年10月04日 07:57

社会

裏金議員「原則公認」報道に小沢一郎氏「もはや、つける薬も」玉木雄一郎氏「時間がないとは笑止千万」
小沢一郎氏 Photo By スポニチ
 立憲民主党の小沢一郎衆院議員(82)が4日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。「自民、『裏金議員』原則公認へ」との朝日新聞の報道に反応した。
 小沢氏は「自民党という絶望。もはや、つける薬も無い 総理になった途端、毎日嘘をついて笑っている。国民なんてちょろいもん、何をやっても自民党を支持するよ、と思われている」と指摘し、「それでもまだこの党を支持しますか?」と問い掛けた。

 1日の投稿では「裏金議員、ダメ。ゼッタイ。これこそ今回の解散総選挙の最大のテーマになる。この国の行く末を議論する前に、まず、故意に法を犯し脱税してきた自民党裏金議員を、国会の場から追放することが不可欠。もはや彼らには法律も政策も語る資格は無い。まず、自分の選挙区に裏金議員がいるかどうかの確認を」とし、裏金議員リストを投稿している。

 また、国民民主の玉木雄一郎代表も、自身のXに「結局、裏金議員も公認するのか。しかも、『時間がない』から公認せざるを得ないとしているが、『時間がない』状況を作ったのは自分自身。解散を急いでおいて時間がないとは笑止千万。石破カラーがどんどん『脱色』されている。『自民党を変える』ことなど到底できないだろう」と投稿した。

 自民党は4月、派閥の政治資金パーティー裏金事件を巡り、関係議員ら39人の処分を決めた。安倍派の衆院側、参院側でトップだった塩谷立元文部科学相(衆院静岡2区、不記載額234万円)、世耕弘成前参院幹事長(和歌山選挙区、同1542万円)を離党勧告とし、同派幹部を務めた下村博文元政調会長(衆院東京11区、不記載額476万円)、西村康稔前経済産業相(衆院兵庫9区、同100万円)に党員資格停止1年、高木毅前国対委員長(衆院福井2区、同1019万円)に同6カ月を科した。二階派事務総長の武田良太元総務相(衆院福岡11区、同1926万円)は党役職停止1年とした。

 また、安倍派「5人組」の松野博一前官房長官(衆院千葉3区、同1051万円)、萩生田光一前政調会長(衆院東京24区、同2728万円)は党役職停止1年とした。二階派幹部では、事務総長経験者で不記載が1千万円以上の林幹雄元経産相(衆院千葉10区、同1608万円)、平沢勝栄両(衆院東京17区、同1817万円)が党役職停止1年の処分となった。岸田文雄首相と二階派領袖の二階俊博元幹事長(衆院和歌山3区、同3526万円)は処分対象に含まなかった。派閥幹部以外では、不記載額2千万円以上の議員4人に党役職停止1年を、1千万円以上~2千万円未満の8人に同6カ月を科した。500万円以上~1千万円未満の議員ら17人には戒告を適用した。

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