いすみ鉄道が脱線、ファンから心配の声「頑張って長く存続して欲しい」「資金面でキツいのかも」

2024年10月04日 12:06

社会

いすみ鉄道が脱線、ファンから心配の声「頑張って長く存続して欲しい」「資金面でキツいのかも」
いすみ鉄道の車両(2020年撮影) Photo By スポニチ
 4日午前8時10分ごろ、千葉県いすみ市苅谷で、営業運転中の第三セクターいすみ鉄道の列車(2両編成)が脱線した。脱線が確認されたのは、同日午前7時45分大原発の上総中野行き下りの列車。
 同社によると横転はしておらず、乗客約100人にけがはなかった。単線のため、全ての区間で運転見合わせとなった。

 乗客の多くは登校途中の高校生ら。代行バスで移動した。同社やいすみ署が原因を調べている。

 いすみ鉄道の列車脱線で、運輸安全委員会は4日、鉄道事故に当たるとして事故調査官2人を現地に派遣した。

 いすみ鉄道は、上総中野(大多喜町)-大原(いすみ市)間の26・8キロメートルを運行する私鉄ローカル線。秋には紅葉、春には桜並木や菜の花畑と沿線は風光明媚(めいび)で、2013年には女優の吹石一恵が主演したNHKBSプレミアムドラマ「菜の花ラインに乗りかえて」の舞台にもなっている。

 今回の事故に鉄道ファンらは反応。ネット上には「いすみ鉄道は本当に頑張っていたので応援していました。これで廃線、ということにならないことを願っています」「いすみ鉄道は様々な努力によって存続してきた経緯がよく語られるが、資金面でキツいのかもしれない」「家族でいすみ鉄道ファンで、時々乗りに行きます。脱線、早く原因がわかるといいです」「車体と菜の花畑のコントラストの本当に美しい鉄道ですよね 経営大変かと思いますがメンテしっかりして頑張って長く存続して欲しいものです」などの声が上がっている。

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