日本保守党・百田尚樹代表&河村たかし氏初“競演” 軽妙やりとりで聴衆沸かす

2024年10月20日 16:08

社会

日本保守党・百田尚樹代表&河村たかし氏初“競演” 軽妙やりとりで聴衆沸かす
街頭演説を行った百田尚樹氏(左)と河村たかし氏 Photo By スポニチ
 政治団体「日本保守党」の百田尚樹代表と、同党から愛知1区に出馬している河村たかし前名古屋市長が20日、名古屋市の久屋大通公園で街頭演説を行った。公示後、両氏がそろって演説するのは初めて。
 壇上に上がった百田氏は「絶対に忘れてはならないのが減税です」と訴え、名古屋市の住民税を減税する代わりに、自身の給与を3分の1に引き下げ、退職金を全額辞退した河村氏の功績を力説。その結果、市民の消費活動が活発になり名古屋市の税収が上向いたことに触れ「我々が国会に行けば、絶対に消費税を下げるということを言います。10%から8%に下げる。さらに5%に下げる。そうすると皆さんの消費活動が活発になる。名古屋で起こっていることが日本全体で起こる」と熱弁した。

 百田氏に続いてマイクを持った河村氏は、日本保守党を自らの「死に場所」と称した上で「ワシも日本新党、新進党、民主党か。“河村さんもようけ政党を変える”て、俺が変わったんやない、政党が無くなったんだよお」と回想。すると百田氏は「ちょっとドキッとしたんですよ。河村さんがおった党は全て無くなるという。日本保守党が無くなる前に河村さんに先に亡くなってもらわんと」と突っ込み、集まった約300人の聴衆を笑わせた。

 さらに河村氏は政治とカネの問題についても触れ、「地方議員の給料が高いもんで」と言及。「名古屋の市議会議員は手当を入れると年収2000万あります。皆さんの中で2000万以上ある人あるか?どうも顔見てるとなさそうだなこれ」と聴衆をいじった。

 「市議会議員さんたちもこの道で盆踊りやっとるわな。この間、話聞いとったら“俺らも夜遅くまで盆踊りで大変だい”と。夕方5時から6時7時まで2、3会場回るわけだ。ほんで年収2000万貰えるわけだ。年収2000万もあるダンサーなんていませんよ?フランスのムーラン・ルージュ、アメリカのブロードウェイのダンサーでも、夕方2時間踊って年収2000万、そんなんあるわけないやろがい。世界最高給取りのダンサーが、日本の市議会議員です」と独特の言い回しで聴衆の笑いを誘った。

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