立憲民主党の笠浩史国対委員長は7日、野党各党の国対委員長らと国会内で会談し、衆院の委員長人事を巡り、自民党から議院運営委員長は自民、予算委員長は立民に割り当てる案が提示されたと説明した。各党は了承し、衆院選を受けた特別国会の会期を11日から14日までの4日間とする与党案にも大筋合意した。会期幅に関しては、臨時国会の早期開催を条件とする方針を確認した。
自民党が衆院予算委員長を野党に譲る意向を示したことを受け、X(旧ツイッター)では、ワード「委員長ポスト」が急上昇してトレンド入りした。ネット上では「なんでまた、一番重要な委員会を?」「おお!これはすごい」「どんな思惑があるの?田崎さん、解説してください」「野党が予算委員長のポストを握ることで重要審議の強行採決が不可能になります。与党がなぜ予算委員長ポストを譲ったのか疑問」「作戦ですか?でも意図が分からん」などの声が上がっている
与党は5日の各派協議会で、4日間の会期のほか、召集日の11日に首相指名選挙を行う日程を提案。野党は予算委や政治倫理審査会を開くための十分な会期を求めていた。委員長人事については議運、予算両委員長の獲得に意欲を示していた。
野党の国対委員長会談には立民に加え、日本維新の会、国民民主党、れいわ新選組、共産党、参政党、日本保守党、衆院会派「有志の会」が参加した。