ケンブリッジ追い風9秒98!公認条件下でも「出せる」確信
2017年04月17日 05:30
陸上
追い風4・4メートルを受けた決勝はレース間隔が短かったこともあり、10秒08と落とし、3組に分かれたタイムレースで3組4着だった。オフに強化したスタートの反応がいまひとつで「うまくスピードに乗れなかったし、中盤から後半の加速が良くなかった。前半もスピードに乗れず、風が強すぎて動きがばらばらになった。全体的にレベルアップさせる必要を2本のレースで感じた」と課題も感じている。4月は米国であと2大会に出場予定で「もう少し前傾してスムーズに加速ができるようにしたい」と、完成度を高める。
昨夏のリオデジャネイロ五輪では400メートルリレーのアンカーとして銀メダル獲得に貢献した。昨年末には「プロ転向」を表明。「これからの選手に、こういう道があるというのを示したい。失敗できない気持ちもある」と、より高い目標を掲げて競技に向き合っている。オフには筋力トレーニングに励み、体重は昨年より3キロ増の79キロにパワーアップを果たし、日本人初の9秒台についても「通過点ぐらいの気持ちでやりたい。ゴールではないです」と平然と話している。
3年後の東京五輪を見据えた新シーズンの第一歩を踏み出したスプリンター。「まずは(8月のロンドン)世界選手権の参加標準(10秒12)を切って、9秒台を狙いたい。世界選手権の決勝に残りたい」と青写真を描いた。
▼日本陸連・伊東浩司強化委員長(10秒00の日本記録保持者)追い風は3メートルを超すと走りが制御できないもの。一般の方が台風の風に押されて走るのと同じ。(報道を見て)本人が切れはなかったと言っている中では今後のためにも良かった。次のレースでどんな走りをするか楽しみだ。
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