愛も首位、「ショットの調子戻った」自身最多タイ9バーディー

2017年11月04日 05:30

ゴルフ

愛も首位、「ショットの調子戻った」自身最多タイ9バーディー
TOTOジャパンクラシック第1日 2番、ティーショットを打つ鈴木愛 Photo By スポニチ
 【女子ゴルフツアー TOTOジャパンクラシック第1日 ( 2017年11月3日    茨城県小美玉市 太平洋クラブ美野里コース=6608ヤード、パー72 )】 逆転賞金女王を狙う鈴木愛(23=セールスフォース)が9バーディー、3ボギーの66で回り首位に並んだ。1ラウンドで9バーディー奪取は自身最多で5度目。首位に7人が並ぶ混戦だが、今大会で優勝すれば来季の米ツアー出場資格獲得と賞金女王のタイトル獲りへ大きく前進する。
 逆転賞金女王、そして米ツアー挑戦へ。夢が広がる「ナイスカムバック」だった。鈴木は3番から3連続ボギーを叩き序盤で大きくつまずくが、そこから8バーディーと盛り返し、一気に畑岡ら首位グループを捉えた。

 「久しぶりにいいゴルフができてうれしいです。(優勝した)アース(モンダミン)ぶりにショットの調子が戻ってきてくれている」と独特の表現で喜びを口にした。嫌な流れを変えたのは9番パー5だった。残り100ヤードからの第3打をピン手前4メートルにつけ、これを一発で沈めた。「最近は9番くらいのバーディーパットが入らず気持ち的に続かない部分もあったのですが…。私的にはあれが大きかったです」

 今季2勝目を挙げた6月のアース・モンダミン・カップ以降、ショットの不調に苦しんでいた。「なかなかドローがかからず右に抜ける球が多かった」と悩んだ末に、10月の富士通レディースの時に同じドローヒッターの菊地絵理香に相談。すると「愛ちゃん右向きすぎ」とアドレスの修正点をアドバイスされた。契約しているクラブメーカーのスタッフからも「バンカーで普通のショットを練習するとダフったり、トップしたりするミスが減る」と助言を受け、今大会の練習日に実践。「やっと練習の成果が出てきました」と自信を取り戻した。

 現在賞金ランキング2位で、今大会を欠場している首位のキム・ハヌルとは約373万円差。単独9位以内に入れば、立場は逆転する。優勝なら来季の米ツアー出場権も得られるが「今は賞金女王を獲りたいです。この状態が続けば優勝のチャンスはあると思う」とまずは国内ツアーの頂から狙っていく。

おすすめテーマ

2017年11月04日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム