現地観戦、辻野隆三氏が語る大坂なおみ 原動力は一発で崩せる球の威力

2018年03月18日 09:00

テニス

現地観戦、辻野隆三氏が語る大坂なおみ 原動力は一発で崩せる球の威力
テニスBNPパリバ・オープン女子シングルス準決勝 世界ランク1位のハレプを相手に粘り強く戦う大坂(AP) Photo By AP
 【テニス BNPパリバ・オープン女子シングルス準決勝   大坂6―3、6―0ハレプ ( 2018年3月16日    米カリフォルニア州インディアンウェルズ )】 大坂の凄さはショットもサーブも威力がある点に尽きる。基本的に女子選手、特に日本女子はショットの組み立てでポイントを取るのが主流だが、彼女の場合は一発で相手を崩すことができる。相手からすると非常に怖い。
 元々「グランドスラムを獲れる逸材」として米国でも注目されてきた。昨年はコーチからタイミングで崩すことを求められ方向性が違っていたが、バイン新コーチはしっかり自分のショットを打つことを徹底させており、それが彼女に自信を持たせている。

 決勝は独特の雰囲気があるが、今までのプレーを展開できれば十分勝てると思う。この大会を制することができれば、もしかすると今年中にグランドスラムを制するかもしれない。それほど今の彼女には勢いがある。

 会場の雰囲気も大坂に追い風。以前から「オーサカ」「オーサカ」と凄い人気だったが、日本人ながら米国に生まれたニュースターのような扱いぶりだ。(元デ杯日本代表)

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