キック数半減でプラン崩壊 ラグビー日本代表 イタリアに連勝ならず

2018年06月16日 19:45

ラグビー

キック数半減でプラン崩壊 ラグビー日本代表 イタリアに連勝ならず
<日本・イタリア>2人がかりのタックルに倒される福岡(撮影・吉田 剛) Photo By スポニチ
 【リポビタンDチャレンジカップ2018第2戦   日本22―25イタリア ( 2018年6月16日    ノエビアスタジアム神戸 )】 9日の第1戦で34―17で快勝した日本は22―25で敗れ、史上初めてのティア1からの2連勝を逃した。6月のテストマッチシリーズの通算成績は1勝1敗となり、勝ち越しを懸けて23日の最終第3戦(豊田スタジアム)ではジョージアと対戦する。
 日本が描いていたゲームプランは、試合開始早々に崩壊した。第1戦では序盤から積極的にキックを使い、相手の体力を消耗させる戦術が奏功。17―14で折り返した後半に2トライを加えて快勝した。ところがこの日は前半4分、ロックのアニセ(キヤノン)が相手の肩より高い位置へ入ったタックルが危険と見なされシンビン(10分間の一時的退場)に。1人少ない状況では蹴るに蹴られず、試合の主導権を握られた。

 第1戦では約40本あったキックが、この日は前後半計21本。接点でも2連敗はできない相手の圧力が上回り、劣勢を強いられた。ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチは「率直に言って非常に残念だが、学ぶことは多かった。今回の試合は規律が守れなかった。イエロー(シンビン)で払った代償は大きい」とくちびるを噛んだ。

 21本のキックも、相手のノックオンを誘うものが前半に1本あったものの、第1戦のように空いたスペースをピンポイントで突いたり、ハイパントでコンテスト(競り合う)を作り出すといった精度の高さを欠いた。チェイサーの勢いやしつこさも、第1戦ほどのエナジーはなし。修正を図り、ジョージアとの最終戦で必勝を期す。

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