白鵬 全勝で記録ラッシュ締めに感慨 天国の父に「いい報告」

2018年09月24日 05:30

相撲

白鵬 全勝で記録ラッシュ締めに感慨 天国の父に「いい報告」
優勝旗を手にした炎鵬(左)と笑顔で万歳する白鵬(撮影・ 久冨木 修) Photo By スポニチ
 【大相撲秋場所千秋楽   ○白鵬―鶴竜● ( 2018年9月23日    両国国技館 )】 拍手が湧き起こる客席に、白鵬は両手を広げて応えた。41度目とはいえ、今年初めての賜杯。誇らしげに持ち上げ、「4月に親父が天国に旅立ちまして自分なりに寂しい思いはしましたけど、これで無事いい報告ができるのかなと思います」としみじみと語った。
 結びの一番。鶴竜と右四つがっぷりから、上手投げ。腕がきまり苦悶(くもん)の顔をした相手が背中を向ける。最後は慌てることなく送り出した。「力入ったね」。優勝を決めた14日目には前人未到の幕内通算1000勝も達成。自身14度目の全勝Vで、記録ラッシュの場所を締めた。

 横綱、大関陣全員の皆勤は16年11月の九州場所以来。復帰を懸けた稀勢の里に注目が集まったが、最後は話題をさらうように大記録を打ち立て存在感を示した。「3横綱が久しぶりに土俵を全うしましたし、その中で私も一生懸命、目いっぱい自分の相撲を考えて戦った」。自身も休場明け。出し切った秋を終え、「次どうこうより、平成最後の秋場所を全勝で、この賜杯を抱いたことは光栄に思います」と感慨に浸った。

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