【玉ノ井親方 視点】頭一つ抜けていた白鵬 稀勢は腰高の修正必要

2018年09月24日 09:30

相撲

【玉ノ井親方 視点】頭一つ抜けていた白鵬 稀勢は腰高の修正必要
優勝旗を手にした炎鵬(左)と笑顔で万歳する白鵬(撮影・ 久冨木 修) Photo By スポニチ
 【大相撲秋場所千秋楽 ( 2018年9月23日    両国国技館 )】 今場所は白鵬が頭一つ抜き出ていた感じだね。一時期よりはケガも多くなったけど、うまさや経験でカバーしていた。物議を醸した大関戦の立ち合いも、少しでも有利な形に持ち込もうとする作戦。横綱としてどうかという声もあったけど、その術中にまんまとはまった方も悪い。何が何でも横綱を崩してやろうという覇気があったら、展開も変わっていたはずだよ。
 稀勢の里は進退が懸かった場所をよく乗り越えた。でも、左をねじ込みたくて腰高になっていたのが気になった。左を使いたいのであれば、右で揺さぶる動きがないと駄目。片方だけじゃ効き目がない。体にも負担がかかる。それを最小限に抑えるには、突き放していく動きが必要。下から突いていけば自然に腰も下りる。その辺りをもう一度修正して、次は優勝争いに絡んでほしいよね。(元大関・栃東)

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