小祝さくら「意外」な好発進 首位と2打差7位 自粛生活中の不振から脱却

2020年06月26日 05:30

ゴルフ

小祝さくら「意外」な好発進 首位と2打差7位 自粛生活中の不振から脱却
ティーショットを放つ小祝さくら Photo By ゲッティ=共同
 【女子ゴルフツアー アース・モンダミン・カップ第1日 ( 2020年6月25日    千葉県・カメリアヒルズCC=6622ヤード、パー72 )】 グリーン面に水が浮くほどの強雨の中、スタートした午前組では最上位。自粛生活中、不振にあえいでいた小祝さくら(22=ニトリ)には思い掛けない“快幕”となった。
 「大会前は心配も多くて。それが意外と」

 序盤の2番で3メートルのパットを沈め、幸先のいい今季初バーディーを奪った。その直後に降雨のため競技が34分間中断したが、その後も丁寧にパーを重ね、10番では4メートル、14番ではグリーン手前のカラーから6メートルのバーディーパットを決めるなどパットが好調。首位と2打差の7位発進となった。

 3月の開幕に合わせて1月に米ハワイ合宿を行い、帰国後も2度の宮崎合宿で同じ辻村明志コーチ門下の上田桃子らと互いに刺激し合いながらレベルアップを図った。

 「去年はそこで大きく差が出たので」と今オフ、最重要課題として取り組んだのはグリーン上。昨年の平均パット数は16位(1・8081)。部門1位の鈴木愛とは0・052差だが、これが1年間では80打に広がり、獲得賞金では約8000万の差になっていた。

 しかし、順調に仕上がっていたパッティングもコロナ禍で暗転。自粛生活中は千葉の辻村コーチの元を離れて郷里の北海道へ。この間に好調時の自分を見失った。辻村コーチの元に戻ったのが2週間前。ここからスタンス、目の位置、前傾角度、グリップ圧など全てを突貫工事。午前6時からの特訓で何とか開幕に間に合わせた。

 「風が強い予報なので低い球を打つ練習を」。試合後は再び辻村コーチの元へ。昨年7月のサマンサタバサ・レディースに続く2勝目へ師弟で策を練る。

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