五輪延期をプラスに変えて――競泳・萩野、スランプ脱出!メンバー入りへ追い風

2021年01月02日 09:30

水泳

五輪延期をプラスに変えて――競泳・萩野、スランプ脱出!メンバー入りへ追い風
本来の調子を取り戻しつつある萩野 Photo By スポニチ
 【「2020+α」 Restart To TOKYO 】 空白の時間を、力に変える。スポニチ本紙では「2020+α」と題し、挫折や不調などを経て1年延期をプラスに捉えるアスリートを特集する。
 競泳男子の萩野公介(26=ブリヂストン)が本来の調子を取り戻しつつある。昨年12月に五輪会場の東京アクアティクスセンターで開催された日本選手権の200メートルと400メートル個人メドレーで2冠を達成。泳ぐ喜びをかみしめ「純粋に水泳を楽しめている。子供に戻った感じ」と声を弾ませた。19年3月からモチベーション低下などを理由に一時休養。同8月のレース復帰後は結果を残せず、東京五輪が通常開催されれば出場権獲得は微妙だっただけに、1年延期に救われた。

 本命種目400メートル個人メドレーの日本選手権のタイムは4分13秒32。16年リオ五輪で金メダルを獲得した自己ベストの日本記録4分6秒05から7秒以上遅いが、強化の一環として調整せずに臨んでおり、短縮の余地は十分にある。東京アクアティクスセンターで勝ち「会場が広いのでプールが短く見えた」とプラスイメージを植え付けられたことも好材料。北島康介杯の400メートル個人メドレー(今月23日)が五輪イヤーの初レースとなる。

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