横綱・白鵬がコロナ感染 協会は初場所開催する方針も状況厳しく
2021年01月06日 05:30
相撲
白鵬は11月場所後に横綱審議委員会から引退勧告に次いで重い「注意」を決議された。先月は国技館での合同稽古に参加するなど、懸命の調整を続けていた。12月24日の力士会では、白鵬自身が尾車事業部長(元大関・琴風)に通常の出稽古再開を強く要望したというが、皮肉な結果となった。
相撲協会は出稽古の禁止に加え、原則として外出を禁じるなど、厳しい感染対策を徹底してきた。それでも年末から感染者は増え続け、立浪部屋や荒汐部屋でクラスター(集団感染)も発生。番付の頂点に立つ横綱までが休場に追い込まれる緊急事態に、協会関係者は「横綱はインパクトが大きすぎる。場所のムードが下がる」と懸念した。
相撲協会は初場所のチケットを6日午後5時までで売り止めとすることを決め、当日券の販売は取りやめた。芝田山広報部長は「明日まで売りますよというのは、協会としても何かない限りは通常開催をしますよという、そういう意味もある」と説明した。協会はあくまで初場所を開催する方針だが、白鵬が接触したと考えられる宮城野部屋の力士らの集団感染が発覚した場合には、難しい判断を迫られることは必至。いずれにせよ、角界は厳しい状況に直面している。
【角界とコロナ】☆20年11・26 初場所の開催概要を発表。1日当たりの席数の上限は約5300人に。
☆12・4 外出には師匠の許可を取った上で行動記録を付けることなど、新たな行動指針を通達。
☆12・10 立浪部屋の幕下以下3力士の新型コロナ感染を発表。
☆12・11 立浪部屋で幕内・天空海ら7人が感染したと発表。
☆12・15 湊親方の感染を発表。
☆12・17 湊親方が入院。
☆12・18 国技館で合同稽古が始まる。
☆12・19 立浪部屋の幕下以下力士1人が感染したと発表。同部屋で11人目。
☆12・24 湊親方が退院。
☆12・26 立浪部屋の力士全員がこの日までに退院。
☆12・31 荒汐部屋の幕内・若隆景の感染を発表。
☆21年1・1 荒汐親方、十両・若元春ら荒汐部屋の11人が感染したと発表。
☆1・4 湊部屋の幕内格行司・木村元基の感染を発表。
おすすめテーマ
2021年01月06日のニュース
特集
スポーツのランキング
-
羽生結弦、今だから伝えたい――思い込めた直筆メッセージ「医療関係者の皆様」へ
-
桐蔭学園、連覇へ王手!激しいディフェンスにフィジカルで勝った!LO青木が2T
-
京都成章、初の決勝だ!“ジャイアン”本橋単独ジャンプで相手ボール強奪「優勝したい」
-
京都成章、急造FB小林がロスタイムにタックル!あわや逆転負けの大ピンチ救う
-
【高校ラグビーデータ】神奈川VS京都の決勝は伏見工-桐蔭学園以来15年ぶり2回目
-
大阪朝鮮高“使命”初の決勝届かず…前年王者に前半ドローの奮戦も後半力尽く
-
東福岡、激闘の連続も3点差及ばず惜敗…藤田監督「石見さん、仰星さんの思いを背負ってやってくれた」
-
横綱・白鵬がコロナ感染 協会は初場所開催する方針も状況厳しく
-
3場所連続休場中の横綱・鶴竜 出場可否は7日判断「無理はしたくない」
-
体操・白井が本格始動 21年のテーマは“楽” 今季初戦4月の全日本「凄く楽しみ」
-
体操・畠田姉妹 日本初のW五輪出場目指す 緊急事態宣言再発令には不安も
-
新型コロナ感染のバドミントン・桃田 再検査行わず15日まで隔離療養の指示
-
全柔連、選手団派遣見送り検討 11日からドーハでマスターズ大会
-
柔道・阿部一二三 東京五輪の「開催を信じてやっていく」
-
ウィザーズ・八村「自信になっている」 新司令塔ウエストブルックから助言
-
Bリーグ・島田チェアマン 今月オールスター予定通り実施へ 観客は収容人数の50%
-
【春高バレー】男子・大村工が白星発進 金子主将「ホッとしている」
-
【春高バレー】男子・大分南ストレート負け 羽田野主将「焦ってしまった」
-
【春高バレー】女子・誠修、フルセット大激闘もあと一歩及ばず 大塚主将「とても悔しい」
-
【春高バレー】昨年16強、男子・高川学園まさかストレート負け 元山主将「3年生がふがいなくて」
-
【春高バレー】女子・鎮西 ストレート勝ちも桒原主将「バタバタしてしまった」
-
Vリーグ全試合延期へ 緊急事態宣言を再発令する見通し受けて