柔道 原沢らの海外派遣決定 11日からドーハで国際大会

2021年01月06日 22:18

柔道

柔道 原沢らの海外派遣決定 11日からドーハで国際大会
男子100キロ超級の原沢久喜 Photo By スポニチ
 全日本柔道連盟(全柔連)は6日、緊急事態宣言の発令を鑑み、派遣可否を慎重に検討していた世界ランキング上位者で争うマスターズ大会(11~13日、ドーハ)について、予定通り東京五輪男子100キロ超級代表の原沢久喜(百五銀行)ら五輪代表5人を含む9選手を派遣すると発表した。一方、男子60キロ級の永山竜樹(了徳寺大職)は新型コロナウイルス感染の濃厚接触者と認定され、その後のPCR検査で陰性が確認されたものの、保健所の指示で9日までは外出制限の指示があったために、欠場が決まった。
 全柔連は今回の決定について、「本連盟として国際大会派遣を再開するにあたり、今大会は五輪に向けた重要な大会であり、派遣が必要であると判断した。派遣に際しては本連盟の医科学委員会からのアドバイスを受け、感染症対策を講じると共に、万が一遠征中に陽性者が確認された場合や、帰国後の対応を含め、渡航に関しては日本やカタール政府の規定、大会中は国際柔道連盟のプロトコルに則って対応し、両国国民と選手団の安全を確保する」などと声明を発表した。

 遠征に際しては、選手は国際柔道連盟(IJF)の規定などに基づき出国前に2度、帰国時に1度のPCR検査を受ける。さらに全柔連は独自に帰国1週間後に検査を実施。選手は帰国後14日間の待機措置を緩和されるが、1週間は自主隔離して練習も行わないなど、厳重な感染対策を講じる。現地では外部との接触を遮断する「バブル」も採用。全柔連の金野潤強化委員長は「(海外派遣に)批判的な意見が出る可能性は重々承知しているが、決して柔道家だけで決めたわけではない。医科学的な見地からの意見も踏まえて進めている」と理解を求めた。

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