【服部道子の目】小祝支える“体幹の強さ”球質重いドライバー&安定感あるパット生む

2021年03月08日 05:30

ゴルフ

【服部道子の目】小祝支える“体幹の強さ”球質重いドライバー&安定感あるパット生む
10番、ティーショットを放つ小祝さくら(撮影・沢田 明徳)  Photo By スポニチ
 【女子ゴルフツアー ダイキン・オーキッド・レディース最終日 ( 2021年3月7日    沖縄県 琉球GC=6561ヤード、パー72 )】 優勝した小祝選手は、プレー中の表情が自信に満ちあふれていたのが印象的でした。充実したオフのトレーニングがそうさせていたのだと思います。学校のテストに例えれば、どんな問題を出されても私は大丈夫、答えられますという感じでした。
 最終日のここ一番のショットの切れも素晴らしかった。彼女は身長1メートル58と上背がある方ではありませんが、体に厚みがあり体幹がしっかりしていて下半身が強い。大きな筋肉を使って打っているので、体重が乗った球質になり、アイアンショットを点で狙っていくことができます。ドライバーショットも砲丸のように重い感じ。

 体幹、下半身の強さはパッティングの安定感にもつながります。常に一定のリズムで打っていて、迷いがなかった。それが14番の10メートルのバーディーパットなど、勝負どころのパットにつながったのだと思います。

 北海道出身で、芝質など環境が異なる沖縄のコースはそれほど得意ではなかったと思います。初日も71で、本人的にはもっと伸ばせたと思っていたのではないでしょうか。でもそこから修正能力を発揮して、最後に勝ち切ったのは大きい。今年は目標としている賞金女王も十分に狙っていけると思います。(東京五輪日本代表女子コーチ)

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