“二刀流”村岡桃佳、2年ぶりスキー復帰戦へ意気込み「陸上挑戦で貪欲さ生まれた」

2021年03月08日 16:57

アルペンスキー

“二刀流”村岡桃佳、2年ぶりスキー復帰戦へ意気込み「陸上挑戦で貪欲さ生まれた」
オンラインで記者会見した村岡桃佳 Photo By スポニチ
 パラアルペンスキーのアジアカップ菅平高原シリーズ(9日開幕、長野)に出場する有力選手が8日、オンラインで記者会見した。18年平昌パラ女子座位で金を含む5つのメダルを獲得した村岡桃佳(24=トヨタ自動車)が、19年3月以来の試合に向け「2年ぶりのレースで緊張しているが、自分らしく滑りたい」と意気込みを語った。

 村岡は陸上短距離で東京パラ出場を目指し19年3月からスキー活動を休止。東京パラ延期を受け、昨秋から22年北京パラを見据えて復帰した。1年半ぶりに雪上に戻ったときには「最初は1年半ってこんなに大きいのかと驚くくらい感覚が鈍っていた。まったく滑れずに苦労した」と振り返る。

 個人合宿などを経て昨年末から代表合宿に合流。石井沙織ヘッドコーチは「昨年末の合宿で久しぶりに見たが衰えていないと思った」とブランクを余り感じさせない滑りに驚いたという。村岡も「陸上競技に挑戦することで大変なことは多かったが、スキーに対する意識が新鮮になった。気持ちがリセットされて、スキーに対する貪欲さも生まれた」と話した。

 今後も陸上との二刀流は継続する予定。スキーのアジアカップ後は20日から行われる陸上の日本パラ選手権に出場する。「スキー、陸上、スキー、陸上と行ったり来たりの2カ月間になる」と苦笑。来冬に向けては「滑りや道具の確認をしたい。きちんと自分の中で再確認できれば」と先を見据えていた。

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