宇良 4年ぶりの幕内での取組で白星 190キロ魁聖に業師らしいすくい投げ

2021年05月16日 17:03

相撲

宇良 4年ぶりの幕内での取組で白星 190キロ魁聖に業師らしいすくい投げ
<夏場所8日目>魁聖(左)をすくい投げで破る宇良(撮影・久冨木 修) Photo By スポニチ
 【大相撲夏場所8日目 ( 2021年5月16日    両国国技館 )】 十両・宇良が4年ぶりに幕内の土俵に登場し、幕内・魁聖をすくい投げで破った。幕内の土俵は17年秋場所2日目の貴景勝戦以来。十両の優勝争いではトップで並ぶ旭大星が敗れて2敗に後退したため、1敗で単独トップに立った。
 低く当たって頭をつけ、右が浅くのぞいた。さらに相手右足を取りに行くと上体が上がった魁聖が前へ出てきた。土俵を丸く使って回り込み、肩透かし気味に業師らしく右からすくい投げた。4年ぶりの幕内での勝ち星には、懸賞金もついてきた。

 「必死でした。(190キロの魁聖の)重さを感じた。うれしかったです」。両膝のケガによる2度の長期休場を経て一昨年九州場所、序二段で復帰し番付を上げてきた。

 「うれしいのはうれしいがまだ十両。あと一番勝ちたいですね」。優勝はもちろんだが再入幕の権利を得るあと1勝、勝ち越しを見据えていた。

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