服部道子氏 渋野、ティーショット安定すれば巻き返せる 奈紗は調子悪くない

2021年06月26日 02:30

ゴルフ

服部道子氏 渋野、ティーショット安定すれば巻き返せる 奈紗は調子悪くない
全米女子プロ第1日 1番でティーショットを放つ渋野 Photo By 共同
 【米女子ゴルフツアー 全米女子プロ選手権第1日 ( 2021年6月24日    ジョージア州 アトランタ・アスレチック・クラブ=6740ヤード、パー72 )】 【服部道子 メジャーの風】笹生選手は途中まで本来のプレーができませんでした。メジャーチャンピオンとして注目を浴び重圧を感じていたはずです。2週間試合に出場しなかった影響もあったでしょう。力みがあり、上半身と下半身のバランスが良くなかったと思います。
 しかし後半はしっかり修正しました。特に12番以降のショットの精度は素晴らしかったですね。18番は高い球で「ここしかない」という場所につけてバーディーを奪いました。

 アトランタ・アスレチック・クラブは池とバンカーが巧みに配置されていて、ティーショットから「点」で攻める必要があります。アイアンで高い球を打てる選手が有利で笹生選手向きのコースです。後半のプレーを見る限り上位進出の期待が持てると思います。

 畑岡選手は後半崩れましたが、調子自体は悪くないとみています。彼女も弾道が高く、スピンの利いた球を打てるので、このコースに合っています。出遅れましたが、それほど心配していません。

 渋野選手はティーショットで苦しみました。アイアンショットの弾道がやや低く、スピン量も少ないため、セカンドを打ちやすい場所に運ぼうと余計にプレッシャーがかかっていたのではないかと思います。ティーショットが安定すれば巻き返せるはずです。(東京五輪日本代表女子コーチ)

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