小池、100メートル五輪3枠“最後の1人”当確 即時内定逃すも標準突破済み最上位の4位

2021年06月26日 05:30

陸上

小池、100メートル五輪3枠“最後の1人”当確 即時内定逃すも標準突破済み最上位の4位
男子100メートル決勝、肩を落として引き揚げる4位の小池(右)と6位のサニブラウン(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 【陸上・日本選手権兼東京五輪代表選考会第2日 ( 2021年6月25日    大阪市・ヤンマースタジアム長居 )】 9秒98の自己記録を持ち、既に東京五輪の参加標準記録を突破していた小池は、山県にわずかに及ばず4位。即時内定を逃し「体の調子は良かったが、思い描いたレースではなかった」と歯切れは悪かったが、桐生らを順位で上回り代表入りを確実にした。
 常に直前の試合から一つでも良い状態に持っていくことを目指している。フォームもスターティングブロックの位置も、良くなると思ったらちゅうちょなく変えるスタイルで速さを求めてきたが、今シーズンはそれがかみ合わなかった。

 今季は山県が日本人4人目の9秒台をマーク。優勝した多田も10秒01を出すなど周囲が記録を上げる中、小池は公認記録で一度も10秒0台を出しておらず「戸惑いながらのシーズンだった」と総括した。

 26日は“本職”の200メートルでも五輪切符を狙う。小池は「自己採点で合格点を取れるように、集中して予選から走りたい」と意気込みを語った。

 ▽男子100メートルとリレーの五輪代表争い 枠は3つ。東京五輪参加標準記録10秒05を満たし、3位以内に入った多田と山県が決定。同時に400メートルリレーのメンバー入り(本番で起用されるかどうかは不確定)。2位のデーデーは参加標準記録を満たしていないため、残る1枠を、参加標準記録を満たしている3人から選ぶ。小池、桐生、サニブラウンの中で、最もタイムが良かった小池が濃厚。桐生とサニブラウンは後日発表される400メートルリレーメンバーで選出される可能性はある。また、サニブラウンは既に参加標準記録を切っている200メートルで3位以内に入って代表切符をつかめば、自動的に400メートルリレーのメンバーに起用できる。

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