ラグビー日本代表・姫野が歴史的トライ ライオンズに敗戦も一矢報いる

2021年06月27日 01:07

ラグビー

ラグビー日本代表・姫野が歴史的トライ ライオンズに敗戦も一矢報いる
<日本代表・ライオンズ>トライを挙げるライオンズ・アダムズ=手前(AP) Photo By AP
 【ラグビーリポビタンDツアー2021   日本代表10―28全英・アイルランド代表ライオンズ ( 2021年6月26日    英エディンバラ )】 19年10月20日のW杯日本大会準々決勝・南アフリカ戦以来、615日ぶりのテストマッチとなった日本は、全英・アイルランド代表ライオンズに10―28で敗れた。後半8分までに4連続トライを許す一方、後半から入ったフランカー姫野和樹(26=トヨタ自動車)が一矢報いるトライをマーク。新戦力は伸び伸びとプレーするなど、実りある敗戦となった。
 今季プレーしたニュージーランドから飛行機3便を乗り継ぎ、時間にして24時間以上を掛けて21日に合流したばかりの姫野が、一回り成長した姿を見せつけた。後半8分に4トライ目を許した直後、他の3選手とともに途中出場。全く疲れを感じさせない躍動感あふれる動きを見せると、最大の見せ場は後半18分。敵陣深くのマイラインアウトを確保すると、外側で持ち出して相手ディフェンス2人を押し込みながらトライ。史上初の対戦で、歴史的な1トライを挙げた。

 日本のルーツ校と言われる慶大ラグビー部が創設される10年以上も前の1888年に初結成された伝統と格式、そして強さと誇りを持つライオンズ。2度と訪れないかも知れない対戦のチャンスに、「言い訳せずに100%の準備をするのがプロ」と話していた姫野。宣言通りに実力を発揮し、7月3日のアイルランド戦(ダブリン)へ確かな手応えをつかんだ。

この記事のフォト

おすすめテーマ

2021年06月27日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム