ハッサン 残り1周で転倒も驚異のまくりで1着 同組卜部も「来たなと」

2021年08月02日 11:10

陸上

ハッサン 残り1周で転倒も驚異のまくりで1着 同組卜部も「来たなと」
1500メートル予選で転倒しながら1位で通過したオランダのハッサン(AP) Photo By AP
 【東京五輪第11日 陸上女子1500メートル予選 ( 2021年8月2日    国立競技場 )】 2組で登場した1万メートル世界記録保持者のシファン・ハッサン(28=オランダ)が驚異の走りで4分5秒17で同組1位となり、準決勝進出を決めた。
 ハッサンは道中後方待機し、残り1周を切ってスパートしようとした矢先、前方で転倒した選手に巻き込まれる形で自身も転倒。先頭とは約30メートル離され大ピンチに陥った。しかしすぐに立ち上がって追い上げを開始すると、バックストレートで集団の後方に追いつき、3コーナーから4コーナーに掛けて先頭へ。最後の直線は先頭集団をとらえ、トップでゴールを駆け抜ける驚異的なレースを見せつけた。

 同じ組で走った日本の卜部欄(積水化学)も「途中から、後ろから来たな、というのは分かった」と“オーラ”を感じ取っていた様子。女子中距離界の大スターに対し「招集場所でも隣に座っていたり、そういう選手と勝負ができるのは五輪独特。いい緊張感があり、刺激をもらった」と話した。

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