小野寺亮二コーチが見たロコの進化 「立派。全体を通して成長している姿をずっと見せてもらった」

2022年02月20日 14:29

カーリング

小野寺亮二コーチが見たロコの進化 「立派。全体を通して成長している姿をずっと見せてもらった」
決勝で敗れ、涙する吉田夕梨花を慰める小野寺コーチ(右、AP) Photo By AP
 【北京冬季五輪最終日・カーリング女子決勝   日本3─10英国 ( 2022年2月20日    国家水泳センター )】 カーリング女子の決勝が20日に行われ、18年平昌五輪銅メダルで世界ランク7位の日本(ロコ・ソラーレ)は世界ランク8位の英国と対戦。3─10と敗れ、銀メダルとなったが、カーリング界史上初の快挙となった。選手たちを幼少期から知り、長くチームを支えてきた小野寺亮二コーチは「立派な銀メダルだと思います。今日はもう完全に相手の方がうまくて、ビタビタで、仕方ない。選手たちはよくやってくれた。立派な銀メダル」と称えた。
 試合後、選手には「ご苦労さん、立派、立派」と声をかけた。小野寺コーチに涙はなかった。「この間、いっぱい泣いたから。予選の段階でちょっと苦しんでるのは分かってたから。そこで、予選上がってくれたので良かったし、その後の(準決勝の)スイス戦が今まで僕が見てた中で一番のゲームをしたなと思ったので、それで満足。今日は相手の方が上だった。潔く負けを認めて。でも、本当に立派な銀メダル」と語った。

 4年前の銅メダルから銀メダルへと、チームは段階を上げた。「4年前はびっくりしたっていう感じ。今回は最後の試合というよりは、全体を通して成長している姿をずっと見せてもらった。ドラマチックな勝ち方もしていたので、4年間の成長は素晴らしいものがあるな思って見ていた」とし、具体的には「全体を通してはコミュニケーション能力は数段、前回に比べて上がっている。そこに石を運ばなきゃならないんだっていうのを必ず確認して、そこに持って行くためにタイミングで、どこでスイ―ピングするというのを含めて全部のことをやらないいけないから、そういうことの向上はあった。アイスを読む力も前に比べたら高くなった」と評した。

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