渋野日向子は1打届かず3位に悔し涙「私自身が作られた大会、やり切ったかなと思うけどやっぱり悔しい」
2022年08月08日 05:31
ゴルフ
「やり切ったかなとは思いますけど…、やっぱり悔しいです」。ホールアウト後、笑顔と一緒に悔し涙がこぼれた。初出場の19年大会を制し、スマイリングシンデレラとして一躍、時の人となった思い出のメジャー。「私自身が作られた大会。初心に戻ってプレーできたのは良かった。攻めるプレー、耐えるプレー。メリハリをつけて出来たのは良かった」。届かなかったのはわずか1打だった。
運命の最終日。ティーオフ前、優勝した19年大会でも最終日の最終組で一緒に回った首位を走るブハイと笑顔で握手してスタートした。2番で残り118ヤードの2打目を54度ウエッジでピンに絡め、最初のバーディーを奪う。3、4番と続けてパーパットがカップに蹴られ、連続ボギーを叩くも5番パー5でバウンスバック。残り180ヤードの2打目を8Iでピン手前5メートルにつけ、鮮やかにイーグルを奪った。
8番ではティーショットが右のバンカーにつかまる。微妙な距離のボギーパットを何とか沈め、傷口は最小限にとどめた。続く9番パー5でバーディーを奪い返し、再びバウンスバック。首位のブハイとは、3打差で勝負のバックナインに入った。
痛かったのはコース最難関の14番。ティーショットを左バンカーに入れて出すだけ。残り132ヤードの第3打をグリーンに乗せるも痛恨のダブルボギーを叩いた。だがゴルフは何が起こるか分からない。15番でブハイがトリプルボギーを叩く。すかさず渋野は17番でバーディーを奪い、最後まで可能性を残した。混とんとしたV争いを演じてみせた。
渋野は言った。「最近の調子、考えていることと全く違うゴルフが4日間できた。悔しさもあり、うれしさもある。心の持ちようでゴルフは変わると感じた4日間でした」。悔しさもにじませながら最後は渋野らしいスマイルもみせた。
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