桃田 圧巻37分完勝発進、有観客に高ぶり「いろんなショットを確かめながらできた」

2022年08月23日 05:30

バドミントン

桃田 圧巻37分完勝発進、有観客に高ぶり「いろんなショットを確かめながらできた」
男子シングルス1回戦で快勝発進した桃田(AP) Photo By AP
 【バドミントン 世界選手権第1日 ( 2022年8月22日    東京体育館 )】 大会が開幕し、男子シングルス1回戦では世界ランキング2位の桃田賢斗(27=NTT東日本)が同82位のリノ・ムニョス(21=メキシコ)を2―0で下し、順当に2回戦に進出した。初対戦の格下を寄せつけず、37分で完勝。同21位の西本拳太(27=ジェイテクト)は同3位のアナス・アントンセン(25=デンマーク)を2―0のストレートで下す金星を挙げた。
 久々の国内有観客試合で、桃田は高ぶっていた。第1ゲーム、打点の高いショットを対角線へ鋭く落とすカットショットで得点。格下の相手が手も出せない技に、観客の小さな女の子から「うまーい」の声が飛んだ。その後は「調子乗っちゃいました」と苦笑いで振り返った桃田は「久々のファンの前で見せたい気持ちが強くて、自分を見失う場面もあった」と反省。37分で完勝した初戦は気持ちの高ぶりも感じつつ「いろんなショットを確かめながらできた」と肩慣らしの時間となった。

 20年1月の交通事故での離脱以来、主要タイトルから遠ざかる。無観客開催の東京五輪では格下の強打に受け身になり、1次リーグで敗退。そのリベンジの舞台で「東京で開催される世界選手権は凄くチャンス」と頂点をうかがっている。24日の2回戦以降、相手のレベルは上がっていくが「絶対に勝つ気持ちを持ってプレーしたい」と覚悟を込めた。

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