20歳・熱海富士 2000年以降5番目の年少入幕まであと3勝 十両で荒篤山を押し出して6勝目

2022年09月18日 18:28

相撲

20歳・熱海富士 2000年以降5番目の年少入幕まであと3勝 十両で荒篤山を押し出して6勝目
<大相撲秋場所8日目>鼻血を出しながらも荒篤山を押し出しで破った熱海富士(撮影・沢田 明徳) Photo By スポニチ
 【大相撲秋場所8日目 ( 2022年9月18日    両国国技館 )】 十両・熱海富士が荒篤山を押し出して6勝目を挙げた。東3枚目の番付から、9勝すれば権利が発生するとみられる新入幕へ、残り7日間でマジック3。20歳1カ月での新入幕となれば2000年以降で5番目の年少幕内力士となる。
 幕内経験のある荒篤山を圧倒した。頭で当たり、相手の突きを下からあてがって押し返す。土俵際、お返しとばかりに突き返すと、残り腰がなかった164キロは土俵を割った。

 「立ち合いから思い切って足を出していこうと思った。自分の相撲を意識することを考えた」

 取組後の取材中、止まらない鼻血が物語る激闘。横綱・照ノ富士らが所属する伊勢ケ浜部屋のホープが6勝目を挙げた。新入幕の目安、9勝まであと3勝。「勝ち越したいとか幕内に上がりたいとか意識すると硬くなる。落ち着いて自分の相撲を取りたい」。本人の無関心をよそに、今場所で幕内への昇進を決めれば18歳3カ月の元横綱・稀勢の里(現二所ノ関親方)を筆頭に、19歳11カ月で4位の元関脇・栃煌山(現清見潟親方)に次ぐスピード出世となり、20歳2カ月の元横綱・朝青龍を抜く。

 両国国技館で発売開始された「力士の顔ハンカチ」。逸ノ城、宇良、翔猿、一山本、隆の勝、熱海富士の6人が発売され、1番人気という。今場所から結い始めた大銀杏。製作時はまだチョンマゲだったためプレミア価値が生じたと見られる。1メートル85、177キロ。大きな体以上の大物感が漂っている。

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