早大SO吉村紘、キックでゲーム支配&狙いズバリで先制T演出「勢いがある中でボールを蹴ることを意識」

2022年09月18日 22:00

ラグビー

早大SO吉村紘、キックでゲーム支配&狙いズバリで先制T演出「勢いがある中でボールを蹴ることを意識」
<早大・筑波大>前半、PGを決める早大・吉村(撮影・久冨木 修) Photo By スポニチ
 【関東大学ラグビー 対抗戦Aグループ第2週   早大23―17筑波大 ( 2022年9月18日    敷島 )】 2試合が行われ、早大は筑波大との接戦を23―17で制し、開幕2連勝で勝ち点9とした。台風14号の影響による大雨の中、SO吉村紘(4年)がキック多用でゲームを支配。自らも2ゴール3PGで13得点をマークし、プレーヤー・オブ・ザ・マッチ(POM)に輝いた。
 司令塔がきっちりゲームメークした。雨でボールが滑る状況を踏まえ、吉村はキックで敵陣へ詰めながら相手のミスを誘発。「勢いがある中でボールを蹴ることを意識した。相手にプレッシャーがかかったと思う」と納得の表情で振り返った。

 前半2分には狙いが的中した。自陣右22メートルライン付近からキックを駆使し、敵陣右10メートルライン付近まで蹴り込んだ。相手FBが1回目のバウンドでキャッチするのを、吉村は見逃さなかった。「相手陣形が下がっていたので、ワンバウンドするように蹴った。バウンドしてくれたので、しっかり相手との距離を詰めることができた」。両手を伸ばしてキックチャージに成功し、No・8相良昌彦主将(4年)の先制トライを演出した。

 後半38分に6点差に迫られたが、必死のディフェンスで逃げ切った。「勝って反省ができるのは良いこと」と大田尾竜彦監督。吉村は「チャンピオンを目指しているので、まだまだ成長しないといけない。今日出た課題を修正して成長する」と前を見据えた。

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