柔道・斉藤立 悲願の世界一へ海外武者修行を熱望 世界選手権から帰国

2022年10月15日 21:52

柔道

柔道・斉藤立 悲願の世界一へ海外武者修行を熱望 世界選手権から帰国
世界選手権から帰国し、取材に応じる斉藤立 Photo By スポニチ
 13日に閉幕した柔道世界選手権(ウズベキスタン・タシケント)を終えた日本選手団が15日、羽田空港に帰国。男子100キロ超級に初出場で銀メダルを獲得した斉藤立(たつる、20=国士舘大)は、「悔しいが、今回は今後につながる課題が見つかった。本番はあくまで(24年パリの)五輪」と前向きに振り返った。
 斉藤は準決勝までの4試合はオール一本勝ち。うち3試合は豪快に投げて一本を奪い、「しっかり2本持てば投げられる自信が付いた」と手応えを口にした。一方で決勝ではキューバ選手に徹底的に左の釣り手を封じられ、何もさせてもらえず指導3で反則負け。「組手が全て。釣り手の持ち方や引き手もそうだし、(持つ)順番もそう」と課題を挙げた。

 外国選手特有の柔道スタイルに対応できなかった斉藤だが、コロナ禍の影響で海外での試合や合宿に参加できず、外国選手との実戦不足がもろに出てしまった。鈴木桂治監督も「経験値が足りなかった。海外経験が必要」と指摘。年末の大会などを経て来年5月の世界選手権(ドーハ)代表に決まれば、年明け以降は国際大会や国際合宿へ積極的に派遣する方針。斉藤本人も「海外の合宿を積んでいきたい。時間がないので有意義に使いたい」と熱望。武者修行を積んで、来年こそ世界一へと上り詰める。

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