馬場咲希 アマVいける 3差8位の好位置「今までで一番良いなあって、今、思いました」

2022年10月15日 04:40

ゴルフ

馬場咲希 アマVいける 3差8位の好位置「今までで一番良いなあって、今、思いました」
2番、コースを読む馬場(撮影・藤山 由理) Photo By スポニチ
 【女子ゴルフツアー富士通レディース第1日 ( 2022年10月14日    千葉県東急セブンハンドレッドクラブ=6689ヤード、パー72 )】 全米女子アマチュア選手権覇者の馬場咲希(17=代々木高2年)が4バーディー、ボギーなしの68で回り、4アンダーの8位と好スタートを切った。首位とは3打差。6連続を含む7バーディー、ボギーなしをマークした西郷真央(21=島津製作所)が65で単独首位発進し、1打差の2位には前年覇者でホステスプロの古江彩佳(22=富士通)ら3選手が続いた。
 日米両ツアー6試合目で、自身初めての1桁発進。アンダーパーで滑り出すのも初めてとなった。会見で自己評価を問われた馬場は「あまり気にしていなかったです。今までで一番良いなあって、今、思いました」と朗らかに笑った。ただ、好スコアの裏には経験に裏打ちされた、わずか2・54センチの変化があった。

 今大会前にパターを1インチ短く切った。11位でローアマに輝いた2週前の日本女子オープンで、平均パット数31・25とグリーン上では苦戦。調子が悪いと出球が右に出ることが多かったが、「短く握るとそれがなくなる」という感覚があったという。そこで「あまり良くないときに短く握ることが多い。それだったら短くしちゃおう」とチャレンジし、それが奏功した。

 3番で3メートルを決めてバーディーを先行させ、6番では3・5メートルのパーパットを沈めきった。7番パー5でピン手前1・5メートルにつけたイーグルパットこそ決めきれずに悔しげな表情を浮かべたが、10番では2メートルと微妙な距離を沈めてスコアを伸ばす。この日のパット数は29。「入れたいバーディーパットはだいたい決めることができた。ノーボギーが目標だったので、今日はそれを達成できて良かった」と納得の様子だ。

 同組で回った前年覇者・古江は2位発進。「ショットもパットも精度が凄く高い」と、憧れの米ツアーで戦う先輩のプレーも目に焼き付けた。トップとは3打差。19年の今大会での古江に続く、史上8人目のアマチュアVも狙える位置にいる。それでも17歳は「プロの方についていけるよう頑張ります」と変わらず謙虚に、目標を掲げた。

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