再十両の朝乃山「やっぱり白まわしの方が良いな」1年ぶり“関取の象徴”に感慨

2022年12月27日 13:10

相撲

再十両の朝乃山「やっぱり白まわしの方が良いな」1年ぶり“関取の象徴”に感慨
関取の象徴である白まわしで稽古に臨む朝乃山(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲初場所(来年1月8日初日、東京・両国国技館)で十両に復帰する元大関の朝乃山(28=高砂部屋)が27日、東京都墨田区の同部屋で稽古を行った。
 6場所ぶりの再十両が前日の番付発表で正式に決まり、この日から関取の象徴である新調した白まわしを着用。「やっぱり白まわしの方が良いなと感じます。ここまで長かったですけど、やっと白まわしをつけたとうれしい実感が湧きます」と感慨を込めた。
 番付発表前までは、部屋の幕下・石崎(24)や朝玉勢(29)らと申し合い稽古を重ねてきた。この日は午後にワクチン接種があるため、四股などの軽い基礎運動で調整。「自分の中では通過点」という関取復帰を果たし「まだまだ頑張らないといけないという気持ちになりました」と気持ちを高めた。

 6場所の出場停止から名古屋場所で復帰し、3場所で関取に返り咲いた。1場所7日間しか取らない幕下以下の3場所は、後援者やファンから「いつ出るの?」と聞かれることが多かったという。「来年からは15日間相撲を取れますので、15日間取れる喜びと感謝の気持ちを忘れずに、さらに番付を上げていきたいです」。関取として新たな年を迎え、より一層身が引き締まる思いだ。

 初場所の番付は西十両12枚目。14勝以上すれば1場所での幕内復帰の可能性も高まる。「なかなかハードルは高いですけど、一日一番自分の相撲を取りきりたいです」と勝ち星は意識しすぎず内容を重視。それでも「年齢も年齢ですしダラダラしていられない。優勝して上に行きたい」と一日も早く幕内、そして大関の地位へ戻ることを見据えた。

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