×

【高校ラグビー】仲間の負傷交代で一丸の近大和歌山、花園初勝利には届かず

2022年12月27日 14:44

ラグビー

【高校ラグビー】仲間の負傷交代で一丸の近大和歌山、花園初勝利には届かず
<全国高校ラグビー 近大和歌山・名護>前半、キックオフ前に気合の雄たけびを上げる近大和歌山フィフティーン(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 【全国高校ラグビー大会1回戦   近大和歌山5ー22名護 ( 2022年12月27日    花園ラグビー場 )】 相手の突進をみんなで止める。花園初勝利に向けた近大和歌山の必死のディフェンスの中で、FB森暖真(2年)が相手と交錯し、負傷交代した。前半15分、名護の2トライ目で0―10とされたときに仲間が傷ついた。
 部員不足に苦しんだだけに、仲間に対する思いは強い。和歌山工を下し、2大会連続4回目の花園を決めた県決勝もコンディション不良のため、登録16人で戦った。この日は19人登録で臨んだ初戦。「森の分まで前に出よう」とチームはひとつになって戦った。

 昨年は1回戦で鹿児島実(鹿児島)に0―68で完敗。花園経験者が7人残った中、チームは「レベチ」(レベルチェンジ)を合言葉に、それぞれのスキルアップを目指し、花園初勝利を見据えてきた。田中大仁監督も「低く突き刺さるようなディフェンスで思いきってやるだけ」と練習の成果を期待していた。

 「勝てない相手じゃない」と気合を入れていたCTB岸未来主将(3年)も再三、鋭い突進で攻撃のリズムを呼んでいた。後半も走力、スタミナで見劣りしない戦いを見せ、後半26分には相手こぼれ球を拾ったフランカー岩崎千宙(3年)が意地のトライ。白星に手が届かなかったが、最後まで諦めないラグビーを貫いた。

おすすめテーマ

2022年12月27日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム