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高校三冠狙う報徳学園と完成度高い東福岡が優勝争いの軸 清鶴敏也氏の高校ラグビー展望

2022年12月27日 06:00

ラグビー

高校三冠狙う報徳学園と完成度高い東福岡が優勝争いの軸 清鶴敏也氏の高校ラグビー展望
清鶴敏也氏
 優勝争いはともに高校日本代表候補8人を擁する報徳学園と東福岡のAシード2校が中心だ。今春の選抜大会と今夏の7人制大会を制した報徳学園はボールを大きく動かし、バックスの得点能力が高い。東福岡はほぼ単独チームで乗り込んだ国体で優勝するなど完成度が高い。
 東海大大阪仰星は激戦区に入った。初戦の2回戦は、順当にいけば大分東明との対戦になるだろう。主力にフィジー出身の留学生2人を擁する難敵が相手。試合の入り方を間違えれば、厳しい展開も予想される。連覇を目指すうえで、この2回戦が最初のヤマ場。昨大会準優勝の国学院栃木も同居するブロックで、気が抜けない。

 天理は奈良大会決勝で御所実に逆転勝ち。内容も良く、近年では一番いい仕上がり具合だ。ノーシードながら力のある名護の戦いにも注目したい。

 過去10大会でAシードの優勝が7度。ただ、今回はA、B両シードの力が拮抗(きっこう)しており、大差はない。DFの向上がめざましい昨今。中盤でフェーズを重ねてもボールを奪われるリスクが高まっている。キックを効果的に使ったエリアマネジメントも勝敗を分けるポイントの一つになる。(同志社香里監督、大会シード委員長)

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