豊昇龍 次期大関候補のライバルは「気にしていない。自分は自分」春場所を前に集中モード

2023年03月08日 16:05

相撲

豊昇龍 次期大関候補のライバルは「気にしていない。自分は自分」春場所を前に集中モード
ぶつかり稽古で幕下の一翔(左)に胸を出す豊昇龍(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲の関脇・豊昇龍(23)が8日、大阪市住吉区の立浪部屋で春場所(12日初日、エディオンアリーナ大阪)へ向けての稽古を行った。
 本場所直前ということで、15日間使用する赤の締め込みを体になじませるために着用。この日は申し合い稽古は行わず、四股や腕立てなどのトレーニングで体を動かした。土俵下では幕下の一翔(19)らと軽く胸を合わせる“山稽古”で投げ技を練習する場面も見られた。

 新三役昇進から丸1年、ここまで全て勝ち越して次の大関を狙う位置につけている。初場所は左足首のケガで途中休場もあったが、気迫の再出場で見事8勝を挙げた。「何より勝ち越してよかったけど」と前置きした上で「ダメだった。一番嫌な場所だった」と回想。勝ち越せたことよりも、2桁に星を伸ばせなかった悔しさの方が大きかったようだ。ケガの状況については「大丈夫」と回復順調を強調。準優勝した2月5日の大相撲トーナメント後から申し合い稽古を再開してきた。

 今場所も大勝ちすれば大関獲りにつなげられるチャンスは十分。同じモンゴル出身でライバル視する霧馬山(26=陸奥部屋)が初場所11勝を挙げて新関脇に昇進したことで、負けたくない気持ちはより一層高まっている。それでも「あまり気にしていない。自分は自分だから、やることをしっかりやるだけで頑張りたい」と自らに言い聞かせるように意気込み、本場所への集中力を高めた。

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