レイカーズがガソル氏の永久欠番式典試合で白星　八村は17得点で6試合ぶりに2ケタ

2023年03月08日 14:46

バスケット

レイカーズがガソル氏の永久欠番式典試合で白星　八村は17得点で6試合ぶりに2ケタ — アリーナに掲げられたガソル、ブライアント両氏の背番号（AP） Photo By ＡＰ

　レイカーズは7日に地元ロサンゼルス（カリフォルニア州）で西地区全体2位のグリズリーズを112―103（前半56―57）で下して32勝34敗。レブロン・ジェームズ（38）とティンバーウルブスからトレードで獲得したガードのディアンジェロ・ラッセル（27）を故障で欠く中でアンソニー・デービス（29）が30得点と22リバウンドを稼ぎ、終盤の接戦を制して連勝を飾った。

　八村塁（25）は第1Qの5分21秒からコートに登場。27分の出場でフィールドゴール（FG）を11本中7本（うち3点シュートは3本中1本）成功させ、17得点と6リバウンドをマークした。5日のウォリアーズ戦まで自身初となる5試合連続のひとケタ得点（2→9→9→6→2）だったが、6試合ぶりに2ケタに到達。出場時間帯のチームスコアはプラス22に達し、この日は“クロージング・ユニット”の中に入って最後までコートに立った。

　プレーイン・トーナメント（東西両地区の7～10位が対象）を巡る西地区の争いは激化。7日終了時点で7位のティンバーウルブスと8位のクリッパーズが34勝33敗で、32勝34敗となったレイカーズは前日の11位から9位に浮上。10位ペリカンズ、11位サンダー、12位トレイルブレイザーズの3チームが31勝34敗で、7位から12位まで2ゲーム差の中に6チームがひしめいている。

　なおこの試合のハーフタイムには2007年の途中から7シーズン、レイカーズに在籍し、故コービー・ブライアント氏らとともに09年と10年のファイナル連覇に貢献したパウ・ガソル氏（42）の永久欠番（16番）セレモニーが行われた。レイカーズで永久欠番となった選手はブライアント氏（8、24の2つ）を含めて12人目。セレモニーには故ブライアント氏のバネッサ夫人（40）や、優勝時のチームメートでもあったデレク・フィッシャー氏（48）らも姿を見せ、コート上でマイクを握ったガソル氏は母国の言語でもあるスペイン語でも感謝の言葉を述べていた。

　大黒柱のジャー・モラント（23）が銃所持写真の投稿で無期限の出場停止となっているグリズリーズは38勝26敗。球宴に出場したジャーレン・ジャクソンJR（23）が26得点を稼いだものの、チームは3連勝のあと3連敗を喫し、試合のなかったキングス（38勝26敗）にゲーム差なしながら抜かれて西地区全体の3位に後退した。

　＜八村の全オフェンス＞
　▼第1Q（出場6分39秒＝2得点）
（1）10分22秒・右サイドでプルアップからジャンプシュート＝○（アシスト・ウォーカー4世）
（2）11分26秒・バンダービルトが外したシュートをティップ＝×
　▼第2Q（出場5分50秒＝7得点）
（3）7分35秒・ペイント内でステップバックからジャンプシュート＝○（アシスト・シュルーダー）
（4）9分55秒・速攻でユーロステップからゴール下＝○（アシスト・シュルーダー）
（5）10分18秒・右サイドから3点シュート＝○（アシスト・リーブス）
（6）10分42秒・右サイドから3点シュート＝×
　▼第3Q（出場6分58秒＝2得点）
（7）5分54秒・右サイドから3点シュート＝×
（8）6分13秒・右ベースライン際からジャンプシュート＝×
（9）9分45秒・右サイドでプルアップからジャンプシュート＝○（アシスト・ブラウンJR）
　▼第4Q（出場8分8秒＝6得点）
＊5分35秒・フリースロー2本＝○○
（10）6分39秒・左サイドでプルアップからジャンプシュート＝○（アシスト・デービス）
（11）8分6秒・速攻から右サイドを疾走してゴール下＝○（アシスト・デービス）

　＜7日の結果＞
バックス（47勝18敗）134―123＊マジック（27勝39敗）
ウィザーズ（31勝34敗）119―117＊ピストンズ（15勝51敗）
ホーネッツ（21勝46敗）112―105＊ニックス（39勝28敗）
76ers（43勝22敗）117―94＊ティンバーウルブス（34勝33敗）
ネッツ（37勝28敗）118―96＊ロケッツ（15勝50敗）
＊サンダー（31勝34敗）137―128ウォリアーズ（34勝32敗）
＊マーベリクス（34勝32敗）120―116ジャズ（31勝35敗）
＊レイカーズ（32勝34敗）112ー103グリズリーズ（38勝26敗）
　＊はホームチーム