大野将平 後輩たちに伝えたい「武道とスポーツの違いを理解して、畳の上に立ってもらいたい」

2023年03月08日 04:50

柔道

大野将平 後輩たちに伝えたい「武道とスポーツの違いを理解して、畳の上に立ってもらいたい」
笑顔で会見する大野(撮影・白鳥 佳樹) Photo By スポニチ
 柔道男子73キロ級で16年リオデジャネイロ、21年東京五輪を連覇した大野将平(31=旭化成)が7日、東京都内で会見に臨み、新年度から日本オリンピック委員会(JOC)のスポーツ指導者海外研修事業で英国留学すると発表した。全日本柔道連盟の強化指定を外れたことで24年パリ五輪での3連覇は絶たれたが、引退は否定。「柔道家に引退はない。一生修業」と明言し、第二の柔道人生をスタートさせる。
 【大野に聞く】
 ――留学を勧めた山下会長からどんな言葉を贈られたのか。
 「欧州で固定観念を打ち崩して、後は人生の休みだと思って、柔道や自分について考える時間にしてほしいと言われた」

 ――振る舞いも称えられた。
 「山下会長とあいさつし、一番は振る舞いの部分を褒めてもらったのがうれしかった。ガッツポーズを最後にしたのは13年の世界選手権。純粋にうれしくて出てしまったが、それもまた人間なんだろうと思う」

 ――後輩たちに伝えたいことは。
 「武道とスポーツの違いを理解して、畳の上に立ってもらいたい。武道のルーツは、命を懸けたところにある。そのくらいの心づもりをしてほしいという希望はある」

おすすめテーマ

2023年03月08日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム